2月も下旬に差し掛かり、練習試合やオープン戦など、対外試合が増えてきた。ここで新人を含め1軍での実績のない若手選手たちは、開幕1軍入りをつかむためにもここからさらなるアピールが必要になってくる。今シーズン期待のかかる選手たちを各球団ごとに取り上げてみた。

 昨シーズン25年ぶりにパ・リーグを制したオリックスはルーキーたちが張り切っている。

 ドラフト2位の野口 智哉内野手(鳴門渦潮出身)は、内野のレギュラー候補にも挙がってきた。2月26日までに行われた実戦9試合のうち7試合に出場。打率.286(21打数6安打)と、まずまずの打撃成績を残している。

 二塁手、三塁手、遊撃手と複数の守備位置にもついており、起用の幅は広い。遊撃手は紅林 弘太郎内野手(駿河総合出身)、三塁手は宗 佑磨内野手(横浜隼人出身)、二塁手は安達 了一内野手(榛名出身)や太田 椋内野手(天理出身)らとポジションを争うことになりそうだ。

 ドラフト3位の福永 奨捕手(横浜高出身)も捕手ながらここまで6試合に出場。2月24日の練習試合(西武戦)では9回に同点打を放つ活躍を見せている。

 ドラフト4位の渡部 遼人外野手(桐光学園出身)はここまで打率.450(20打数9安打)と結果を残し、外野手の争いに入ってきた。12日の紅白戦では4安打1盗塁と大暴れ。オープン戦の初戦となった2月26日のソフトバンク戦では「2番・左翼」でスタメン出場すると3安打1盗塁。ここまでは固め打ちが多い。

 また、渡部は外野3ポジション守ることができるのも持ち味のひとつ。吉田 正尚外野手(敦賀気比出身)、杉本 裕太郎外野手(徳島商出身)、福田 周平外野手(広陵出身)らとポジションを争うことになる。

 また唯一の高卒ルーキーであるドラフト5位の池田 陵真外野手(大阪桐蔭高出身)は7試合で打率.500(14打数7安打)と大当たり。対外試合初戦となった2月22日の練習試合(ロッテ戦)では「7番・指名打者」でスタメン出場を果たし安打を放った。ここまでは、高卒ルーキーを感じさせていない。レギュラーは難しくとも、開幕1軍スタートも十分にありそうだ。

 ドラフト1位の椋木 蓮投手(高川学園出身)は故障で離脱してしまったものの、その他のルーキーがキャンプでアピールを続けている。パ・リーグ連覇、そして悲願の日本一へ向けて新戦力がチームに刺激を与えていく。

(記事:勝田 聡)