2月も下旬に差し掛かり、練習試合やオープン戦などの対外試合が増えてきた。ここで新人を含め1軍での実績のない若手選手たちは、開幕1軍入りをつかむためにも、ここからさらなるアピールが必要になってくる。今シーズン期待のかかる選手たちを各球団ごとに取り上げてみた。

 昨シーズンの3位からV奪回を目指す巨人は、高卒2年目の野手ふたりが開幕1軍入りを争っている。中山 礼都内野手(中京大中京出身・2020年3位)と秋広 優人内野手(二松学舎大附出身・2020年5位)だ。

 主に遊撃のポジションを守る中山は、2月15日からはじまった練習試合では初戦から3試合連続安打を記録。4試合目となった20日のDeNA戦では無安打に終わったものの、ここまで打率.385(13打数5安打)と結果を残した。状況判断にカットプレーやランダウンプレーなど守備面での課題は多いが、「ポスト坂本勇人」として大きな期待がかけられている。

 身長2メートルを超えること、そして松井 秀喜の背負った背番号「55」を継承したことで話題となった秋広も、練習試合の初戦から3試合連続安打を記録した。とくに17日のロッテ戦では4打数4安打と大当たり。ここまでの4試合で打率.500(12打数6安打)と中山を打率でしのいでいる。

 もともと内野手だったが、練習試合ではすべて中堅で起用されている。とはいえ、シートノックなどでは一塁にも入っており完全なコンバートではない。一塁に加え中堅も守れるとなれば、起用の幅も広がってくる。坂本 勇人内野手(光星学院出身)、岡本 和真内野手(智辯学園出身)に続く生え抜きの主軸候補に中山と秋広がなるかもしれない。

 投手では2019年ドラフト1位の堀田 賢慎投手(青森山田出身)も頭角を現しつつある。2020年にトミー・ジョン手術を受けたことで現在は育成契約だが、この春季キャンプは1軍でスタートし順調にメニューをこなした。

 2月11日の紅白戦では1回無失点、17日の練習試合(ロッテ戦)でも1回無失点と結果を出している。最速は150キロを超えており、三振を奪う力もある。長いイニングを投げることができるか未知数ではあるが、オープン戦でも同様に結果を残すことができれば、開幕前の支配下登録も十分にありそうだ。

(記事:勝田 聡)