福岡大大濠の2017年選抜8強バッテリー、プロで「対決」する日が楽しみ
三浦 銀二、古賀 悠斗
楽しみがまた一つ増えた。プロ野球オープン戦が26日からスタートするが、今年ルーキーとしてプロ入りした「元福岡大大濠バッテリー」が、オープン戦で「対決」する日がくるかもしれない。
26日の日本ハムーDeNA戦(名護)で登板が予定されているのはDeNA4位の三浦 銀二投手(福岡大大濠出身)。プロ初の実戦登板となる。23日の練習試合(対楽天)で登板が予定されていたが、雨で中止となり、実戦登板機会がずれこんでいた。ビッグボスこと新庄監督率いる日本ハムが相手。若手選手が多く、活気あふれる打線が仕上がっているだけに、三浦にとっては申し分ない相手との対決となる。自慢の切れのある直球と変化球がどこまで通用するか。
福岡大大濠時代、三浦とバッテリーを組んでいたのは西武3位の古賀 悠斗捕手。22日の練習試合、ソフトバンク戦は、途中出場でマスクを被った。24日の練習試合オリックス戦でも途中からマスクを被り、打席では右前安打をマークした。競争は激しいが即戦力捕手として必死にくらいついている。
オープン戦の予定では、DeNAと西武が対戦するのは3月8日、9日(ともに横浜)の2試合。順調に2人ともに調整が進めば「対決」が実現するかもしれない。東京六大学の投手、東都の捕手として、大学でも活躍を続けた2人。5年前の2017年センバツでは、バッテリーを組んでベスト8に進出した。滋賀学園(滋賀)とは延長15回引き分け再試合も経験して、勝ち上がった。苦しい時も、嬉しい時も、時間を共有しあったコンビが、プロで「対決」する日がくる。
そう思うと、5年前にセンバツ甲子園で取材した2人のあどけない笑顔が浮かんでくる。
(記事:浦田 由紀夫)