崖っぷちの高卒4年目・増田陸がマルチヒットで必死のアピール
増田陸
巨人の13702内野手(明秀学園日立出身)が20日、1軍の練習試合(DeNA戦)でマルチ安打でアピールした。三塁手として守備から途中出場すると、7回に左前安打、9回には中前安打と2安打をマークした。
昨年2軍戦では、50試合で打率.236、1本塁打、9打点。オフに支配下登録から育成枠へ「降格」となり悔しい1年となった。成績的にいえば、後がない。崖っぷちの立場である。さらに今キャンプでは3軍スタート。内野手では2年目・中山礼都選手(中京大中京出身)が1軍で連日の活躍を見せている。
焦りそうになるが、増田は限られた中で、懸命にアピールし、1軍に昇格して20日の練習試合でチャンスをもらった。バットの出もスムーズになり、崖っぷちの立場からか、以前と比べても、打席内でも集中力の高さを感じさせる。
常に必死なプレーを見せていけば、1軍で生き残り続けるだろう。増田も大当たりするようになると、開幕1軍争いはかなり激しいものとなる。今後の試合が楽しみになってきた。