巨人背番号90・戸田懐生投手がまた無失点投球 強気な投球で開幕1軍をつかむか
戸田 懐生投手(KTCおおぞら-四国ILplus・徳島)
巨人の背番号90が着実に開幕1軍への階段を上っている。
19日、広島と練習試合を戦った巨人は先発にプロ2年目出身の戸田 懐生投手(KTCおおぞら-四国ILplus・徳島)を抜擢。3回を投げ安打3本を許したが、無失点にまとめた。
170センチと小柄な体格を目いっぱい使って、投げっぷりの良さをマウンドで披露。戸田らしい投球が19日の試合でも見えたが、なかでも光ったのは強気な投球だった。
初回から広島1番・宇草 孔基外野手(常総学院出身)に内角真っすぐで詰まらせると、その後4番に座ったルーキー・末包 昇大外野手(高松商出身)にも、内角の真っすぐを投じて、バットをへし折った(結果は三ゴロ)。
内角への攻めの投球の結果、時折投げる外角へのカットボールも有効的に決まっていた。
果敢に相手打者の懐を突くような攻めの投球が光った戸田。少し間違えれば長打にもなりかねないが、恐れることなく投げていく姿勢は、気持ちの強さそのものも感じさせる投球だった。
対外試合2試合で、いまだ無失点と着実にアピールができている。ここからシーズンに向けて自チームのみならず、相手チームも調整のペースが上がる。対戦する打者も、各球団の主力組が出てくるが、そこを抑えなければ、開幕1軍はない。
強い気持ちをもって、今後もマウンドに上がり、相手打者を力でねじ伏せる姿を見せてほしい。