2年連続で新人王が誕生している広島。2020年は森下 暢仁投手(大分商出身)、2021年は栗林 良吏愛知黎明出身)と東京五輪でも活躍した2人が受賞したが、特に森下は、大きな期待を寄せられ続けた2年間だった。

 入団時には背番号18、エースナンバーを渡されると、1年目に10勝3敗、防御率1.91と数字を残し、ルーキーらしからぬ投球で新人王に輝いた。

 2年目の昨シーズンは、8勝7敗、防御率2.98と数字だけを見ると、1年目より見劣りする。しかし、2021年全体として振り返ると、東京五輪での快投や、24試合163.1回の登板を果たし、先発ローテーションの一角として1年間フル回転したのはさすがだった。

 3年目を迎える今シーズンも大黒柱として期待されるが、過去、背番号18を付けた先輩には指揮官の佐々岡真司監督(浜田商出身)、ツインズ・前田 健太投手(PL学園出身)らがいる。

 広島のエースとして活躍した2人だが、新人王を獲得したことがなく、森下だけが手にしたタイトルである。その一方で2人が獲得したタイトルについて、森下がこれから狙うタイトルは多い。

 最多勝、最優秀防御率、ベストナイン。そして沢村賞の4つだ。
 特に投手にとって名誉ある沢村賞を、佐々岡監督はプロ2年目、前田投手はプロ4年目に獲得。チームのみならず、球界を代表する投手として、その実力を知らしめることになった。

 新人王のみならず、それらのタイトルを獲得することになれば、チームのエースとして森下の存在はより大きなものになる。3年目の活躍を期待したい。