中日は2018年から2020年まで、3年連続で高卒選手をドラフト1位で指名し獲得してきた。高卒の選手ということもあり、目が出るのはもう少し時間がかかるかもしれない。

 それでも根尾 昂内野手(大阪桐蔭出身・2018年1位)、石川 昂弥内野手(東邦出身・2019年1位)、高橋 宏斗投手(中京大中京出身・2020年1位)と、3人揃って春季キャンプでは1軍(北谷)スタートとなった。立浪 和義新監督に向けて、どれだけアピールできるのか注目が集まる。

 根尾、石川昂、高橋宏を指名した2018年から2020年までの3年間におけるドラフト会議で10人の高卒選手(支配下)を獲得してきた。そのなかで1年目から1軍で出場機会を勝ち取ったのはどれだけいたのだろうか。振り返ってみたい。

 1年目に1軍デビューを果たしたのは、ちょうど半分の5人。石川昂はそのなかで最多の14試合に出場し打率.222(36打数8安打)と高卒1年目としては、まずまずの成績を残した。

 その次に出場が多かったのが石橋 康太捕手(関東一出身・2018年4位)である。同期のドラフト1位である根尾を凌ぐ12試合に出場し初安打も記録した。捕手という難しいポジションながらスタメンでも3試合に起用された。

 一方の根尾は、わずか2試合の出場。ともに途中出場であり2打数ノーヒット。1軍での結果は石橋の方が早く出していた。石川昂と同期の岡林 勇希外野手(菰野出身・2019年5位)も1年目から6試合に出場。初安打を含む2安打を放った。

 土田 龍空内野手(近江出身・2020年3位)が、昨年の高卒ルーキーでは唯一の1軍出場を勝ち取った。9試合(先発1試合)に出場しており初安打も記録している。

 ここ3年を見ると1軍デビューを果たしたのは全員が野手だった。しかも支配下指名された高卒野手全員が1年目に1軍での出場を勝ち取っている。一方の投手ではドラフト1位の高橋宏をはじめ、ひとりも出番をつかむことはできていない。

 今年のルーキーでは4位味谷 大誠捕手(花咲徳栄)と、5位星野 真生内野手(豊橋中央)が高卒選手となる。先輩たちと同様に1年目から1軍での出場機会を勝ち取ることができるだろうか。

(記事:勝田 聡)