栗山英樹新監督が就任した侍ジャパンが、2023年開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて再始動した。13日はミズノが制作した新ユニホームが発表され、心機一転で再び世界の頂点を目指す準備が進んでいる。

 その新ユニホーム発表会に参加した日本ハム・伊藤 大海投手(駒大苫小牧出身)は、高校こそ駒大苫小牧(北海道)で甲子園を経験したが、大学は苫小牧駒澤大でプレー。全国の舞台を経験せず、大学日本代表をきっかけに名前を全国に広げた。

 伊藤のように地方の大学から代表に選出され、現在はプロの世界で活躍している選手は、近年どれだけ出ているのだろうか。

 阪神の主砲・大山 悠輔内野手(つくば秀英出身)は筆頭格だろう。
 高校時代は甲子園出場がなく、白鴎大時代も全国大会での実績はない。しかし持ち前の長打力が目に留まり、当時の大学代表では4番に抜擢。見事優勝に貢献すると、現在は阪神の若き大砲候補として活躍し、過去には侍ジャパンのトップチームにも選ばれている。

 その他、野手では、DeNA・楠本 泰史外野手(花咲徳栄出身)は東北福祉大、ヤクルト・宮本 丈内野手(履正社出身)は奈良学園大で代表経験がある。さらに上武大からプロ入りした阪神・島田 海吏外野手(九州学院出身)や、巨人・吉川 尚輝内野手(中京出身)が中京学院大在学中に大学代表に選ばれ、プロ入りへアピールすることになった。

 投手では、伊藤の1つ学年で先輩の広島・栗林 良吏投手(愛知黎明出身)も、高校時代は甲子園に届かず、地元・愛知県の名城大で4年間を過ごし大学代表に選出された。社会人野球を経てプロ入りすると、伊藤とともに選ばれた東京五輪では守護神として奮闘。金メダル獲得に大きく貢献した。新人だった昨年はセ・リーグの新人王にも輝くなど、充実のシーズンを送った。

 同世代のソフトバンク・津森 宥紀投手(和歌山東出身)も、高校では全国デビューすることができなかったが、東北福祉大では全国の舞台を多く経験し、2年連続で大学代表に選ばれた。現在は最速152キロを計測する貴重な中継ぎとして、ソフトバンクで地位を確立しつつある。3年目を迎える2022年も活躍が期待される。

 大学代表は昨年12月、松山市で強化合宿を開き、選ばれた候補選手たちが参加した。正式メンバーの発表はこれからとなるが、地方大学の選手たちにとっては、大きなアピールの場になることは間違いない。2022年の大学代表の顔ぶれに注目される。