投手「首位打者」はDeNA今永、申告敬遠トップは…12球団データ番外編
DeNA・今永 昇太
ここまで12球団別で投打に分けてデータランキングをお届けしてきたが、最後は番外編として、これまで扱わなかった部門についてデータを紹介する。
セ・リーグ打者の打率ランキングは以下の通り(2ケタ打席以上で打率2割以上)。「首位打者」はDeNA今永で、自己最多、リーグ唯一となる2ケタ10安打を放った。
<セ・リーグ投手打率上位ランキング>
1位 DeNA・今永 昇太 .270(40打席37打数10安打)
2位 ヤクルト・石川 雅規 .222(25打席18打数4安打)
3位 広島・玉村 昇悟 .207(31打席29打数6安打)
4位 広島・床田 寛樹 .200(28打席20打数4安打)
パ・リーグでは通常、投手は打席に立たないが、交流戦で打席に入る。今季の交流戦でパ・リーグ投手が安打を放ったのは以下の6人。打率トップは日本ハムの加藤で2打数2安打の打率10割。オリックス宮城は高校時代4番も打ったことがあるが、1安打以外はすべて三振だった。
<パ・リーグで安打を放った投手の打率ランキング>
1位 1.000 日本ハム・加藤 貴之 3打席2打数2安打
2位 .500 オリックス・山﨑 福也 2打席2打数1安打(二塁打)
2位 .500 楽天・田中 将大 2打席2打数1安打
2位 .500 ソフトバンク・石川 柊太 2打席2打数1安打
5位 .250 ソフトバンク・武田 翔太 5打席4打数1安打
6位 .167 オリックス・宮城 大弥 6打席6打数1安打5三振
その他、野手で取り上げなかった部門のリーグ1位を紹介する。二塁打、三塁打の部門は以下の通り。
<二塁打>
セ DeNA・桑原 将志 39
パ 日本ハム・近藤 健介 37
<三塁打>
セ ヤクルト・塩見 泰隆 7
パ オリックス・宗 佑磨 7
パ・リーグ犠打では、1位のソフトバンクの甲斐に続いて2位が今宮の23と、ソフトバンク勢が1、2位を占めた。故意四球はやはり両リーグを代表するスラッガーがトップだった。
<犠打>
セ 阪神・中野 拓夢 20
パ ソフトバンク・甲斐 拓也 26
<故意四球>
セ 広島・鈴木 誠也 11
パ ソフトバンク・柳田 悠岐 8
打者としては不名誉な部門は以下の通り。
<併殺打>
セ 中日・高橋 周平 21
パ 楽天・浅村 栄斗 24
<三振>
セ 阪神・佐藤 輝明 173
パ ソフトバンク・甲斐 拓也 142
投手としても不名誉なワーストは以下の通りだった。
<被本塁打>
セ 巨人・戸郷 翔征 19
パ ロッテ・二木 康太 24
<与四球>
セ 巨人・髙橋 優貴 61
パ 西武・今井 達也 99
データは一概にチームの勝敗には直結するとは限らないが、個人の成績を個別に見ていくと、選手の成長が見られたり、苦悩が浮彫になったりと数字には隠された意味があると思っている。来年はどんな記録が生まれるのか。そして、どんな選手が活躍するのだろうか。