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【オリックス】杉本&吉田正が打線全体を引き上げて優勝へ

2021.12.25

【オリックス】杉本&吉田正が打線全体を引き上げて優勝へ | 高校野球ドットコム
オリックスの杉本 裕太郎、吉田 正尚

 2021年シーズンが終了した。東京五輪があり変則日程ながら2年ぶりに143試合が行われ、セ・リーグはヤクルト、パ・リーグはオリックスが前年最下位からの優勝となった。日本シリーズは優勝チーム同士の対戦となり、ヤクルトが4勝2敗で20年ぶりの日本一に輝いた。

 両リーグのタイトルは確定したが、12球団各チームの中でのランキングはどうだったのか。今季のデータを振り返り、投手、打者に分けてランキングを紹介していく。

 今回はオリックスの野手。リーグ優勝を決めた今季、チーム打率.2471をマークして、.2468だったソフトバンクを僅差で抑えてリーグトップの打率だった。本塁打数もソフトバンクより1本多い133本でトップだった。

 規定打席到達は5人。打率ではパ・リーグ首位打者の吉田正がトップ。4年連続の規定打席到達で、すべて3割2分以上の打率を残している。杉本もプロ初の3割をマークしてリーグでも3位につけた。

 

<打率上位ランキング>(規定打席到達者=試合数 × 3.1)
1位 吉田 正尚 .339(455打席389打数132安打)
2位 杉本 裕太郎 .301(542打席478打数144安打)
3位 福田 周平 .275(471打席408打数112安打)
4位 宗 佑磨 .272(543打席481打数131安打)
5位 紅林 弘太郎 .228(473打席448打数102安打)

 本塁打はパ・リーグ唯一の30本以上で本塁打王の杉本がトップ。吉田正はプロ1年目から6年連続2ケタ本塁打を継続中だ。長打率では吉田正がリーグトップで、杉本が2位だった。

<本塁打上位ランキング>
1位 杉本 裕太郎 32(264塁打、長打率.552)
2位 吉田 正尚 21(219塁打、長打率.563)
3位 T-岡田 17(155塁打、長打率.434)
4位 モヤ 13(132塁打、長打率.373)
5位 紅林 弘太郎 10(158塁打、長打率.353)

 打点でも杉本が1位。4番として打点と本塁打のチーム2冠に輝いた。

<打点上位ランキング>
1位 杉本 裕太郎 83(32本塁打、打率.301)
2位 吉田 正尚 72(21本塁打、打率.339)
3位 T-岡田 63(17本塁打、打率.241)
4位 紅林 弘太郎 48(10本塁打、打率.228)
5位 モヤ 47(13本塁打、打率.229)

 杉本が得点でもチームトップ。昨年までのプロ5年間の安打は通算47本だったが、6年目の今季だけで144安打を放った。2位からの3人は主に1番から3番で起用された選手だった。

<得点上位ランキング>
1位 杉本 裕太郎 73(134試合144安打)
2位 宗 佑磨 71(139試合131安打)
3位 吉田 正尚 61(110試合132安打)
4位 福田 周平 47(107試合112安打)
5位 T-岡田 45(115試合86安打)

 

 出塁率では吉田正がトップ。リーグでも1位の数字だった。4位宗の13死球はリーグ1位だった。

<出塁率上位ランキング>(規定打席到達者)
1位 吉田 正尚 .429(455打席132安打58四球5死球)
2位 杉本 裕太郎 .378(542打席144安打51四球10死球)
3位 福田 周平 .354(471打席112安打43四球8死球)
4位 宗 佑磨 .335(543打席131安打33四球13死球)
5位 紅林 弘太郎 .251(473打席102安打12四球3死球)

 盗塁数ではやや物足りなさが残った。チームの50盗塁は楽天(45)に次いでリーグワースト2位だった。

<盗塁上位ランキング>
1位 福田 周平 9(107試合471打席1盗塁刺)
2位 宗 佑磨 8(139試合543打席4盗塁刺)
2位 佐野 皓大 8(67試合87打席2盗塁刺)
4位 安達 了一 5(100試合382打席4盗塁刺)
4位 小田 裕也 5(101試合18打席2盗塁刺)

 オリックスの2021年打線は青山学院大卒の2人、杉本と吉田正が引っ張った。役割が違うコンビがうまく機能して勝ち取ったリーグ優勝だった。


 12月2日現在のオリックス野手登録の支配下選手、自由契約選手は以下の通り。

<オリックス支配下選手>野手
(数字は背番号、カッコ内は出身高校)

【捕手】
2 若月 健矢花咲徳栄
23 伏見 寅威東海大四
33 松井 雅人桐生第一
44 頓宮 裕真岡山理大附
62 中川 拓真豊橋中央

【内野手】
3 安達 了一榛名
4 福田 周平(広島広陵)
5 西野 真弘東海大浦安
9 大城 滉二興南
24 紅林 弘太郎駿河総合
31 太田 椋天理
36 山足 達也大阪桐蔭
40 大下 誠一郎白鷗大足利
42 ラベロ
53 宜保 翔未来沖縄
67 中川 圭太PL学園

【外野手】
6 宗 佑磨横浜隼人
8 後藤 駿太前橋商
25 西村 凌(青森山)
27 元 謙太中京
34 吉田 正尚敦賀気比
38 来田 涼斗明石商
41 佐野 皓大大分
50 小田 裕也九州学院
55 T-岡田(履正社)
60 [player]佐野 如一[/player]([team]霞ヶ浦)
99 杉本 裕太郎徳島商

<自由契約選手>
0 勝俣 翔貴東海大菅生)→巨人育成契約
64 廣澤 伸哉大分商)→育成再契約
93 岡﨑 大輔花咲徳栄)→引退
1 モヤ
10 ジョーンズ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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