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DeNA2軍最多投球回は、18年ドラ1上茶谷と来季期待の京山がほぼトップ

2021.12.23

DeNA2軍最多投球回は、18年ドラ1上茶谷と来季期待の京山がほぼトップ | 高校野球ドットコム
上茶谷 大河(東洋大出身)

 2軍では来シーズン以降の戦力を期待されている若手有望株、故障からの復帰を目指すリハビリ段階の主力、そしてベテランと様々な選手がしのぎを削っている。

 そのなかで今シーズンは誰が多くのチャンスを与えられてきたのだろうか。各球団の投球回数上位5人を振り返ってみたい。

 DeNAの2軍は2018年ドラフト1位、京都学園(現京都先端科学大附)出身の上茶谷 大河投手(61.2回)が最多投球回だった。1年目から1軍で25試合(24先発)に登板し7勝を挙げるも、昨シーズンは11試合(11先発)でわずか2勝。今シーズンは8試合(7先発)で1勝のみ。防御率も7点台と結果を残すことができなかった。しかし2軍では14試合(11先発)に登板し4勝0敗、防御率2.77と好投した。来シーズンは1軍で同様の投球をすることが求められる。

 チーム2位は近江出身の京山 将弥投手(61回)。2軍では防御率2.36と規定投球回には到達していないものの、好結果を残した。1軍でも16試合(15先発)に登板し76回を投げ2勝7敗、防御率4.97の成績を残しており、1軍、2軍を合わせてほぼ1年間先発ローテーションを回ったことになる。

 上茶谷、京山に続いたのが滋賀学園出身、育成契約の宮城 滝太投手(48回)と、新外国人のロメロ投手(48回)だった。昨シーズンの宮城は12試合(11先発)で5勝を挙げイースタン・リーグ最多勝(6人)に輝いたが、今シーズンも14試合(9先発)で2勝2敗、防御率2.81とまずまずの成績を残している。だが、11月に右肘の手術を行っており、現在はリハビリ中。来シーズンも育成契約を締結しており、リハビリを継続しながら初の支配下登録を目指すことになる。

 ロメロは調整の場として2軍での登板が9試合(9先発)あった。2軍ではトータルで防御率4.31と目立つ成績ではなかったものの、1軍では14試合(14先発)で5勝、防御率3.01と結果を残した。とくに7月以降は10試合で防御率1.92とエース級の働き。すでに来シーズンの残留が決まっており、1軍での活躍が期待される。

 チーム5位は巨人を自由契約となり、今年に入ってから育成契約で入団した、糸満高出身の宮國 椋丞投手(42.2回)。20試合(6先発)で4勝、防御率4.85の内容だったが、8月に5回3失点、6回無失点と2試合連続で好投。8月30日に支配下登録され、1軍でも3試合(3先発)に登板した。昇格後初登板となった9月7日の古巣巨人戦では、5回2失点で移籍後初勝利をマークしている。

<DeNA2軍・投球回数上位5人>

上茶谷 大河(61.2回)
14試合 4勝0敗 防御率2.77

京山 将弥(61回)
11試合 3勝4敗 防御率2.36

宮城 滝太(48回)
14試合 2勝2敗 防御率2.81

ロメロ(48回)
9試合 3勝5敗 防御率4.31

宮國 椋丞(42.2回)
20試合 4勝3敗 防御率4.85

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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