須田幸太が現役引退。ダルビッシュ、福井優也など好投手が多かった04年のセンバツ
須田幸太(JFE東日本)
JFE東日本の須田幸太コーチ兼投手(土浦湖北出身)が現役引退を表明した。DeNAでは、主に中継ぎとして、166試合に登板し、通算37ホールド、16勝。さらに19年の都市対抗としてリリーフエースとして活躍し、優勝に貢献。橋戸賞を受賞した。
須田は土浦湖北時代、2004年のセンバツに出場。済美に敗れたものの、140キロ前半の伸びのある快速球は素晴らしく、東北高出身のダルビッシュ有投手(パドレス)も自身のSNSで当時を振り返り、須田の伸びのある球質を絶賛していた。
2004年のセンバツは、好投手が多かった。東北(宮城)のダルビッシュが1回戦の熊本工戦でノーヒットノーランを達成。さらに、東邦(愛知)には完成度の高い右腕・岩田 慎司投手(元中日)がいた。
済美(愛媛)の2年生エースの福井優也投手(楽天)は須田との投げ合いに勝利し、創部3年目でセンバツ優勝を果たした。秋田の剛腕として騒がれ、ベスト8入りした秋田商の佐藤 剛士投手(元広島)、140キロ前半の快速球が光った一関一(岩手)の右腕・木村正太投手(元巨人)、初戦の福井(現・福井工大福井)戦で17奪三振の快投を見せた社(兵庫)の大前 佑輔投手(元JR東日本)と同校の坪井俊樹投手(元ロッテ)、センバツ準優勝の愛工大名電でエースとして活躍した丸山貴史投手(元ヤクルト)と、実に好投手が多かった大会だった。
(文・河嶋宗一)
【2022年シーズンNPB・MLB在籍の2004年ドラフト指名選手】
(西武)
1巡目:涌井秀章(横浜高)※現東北楽天
(ソフトバンク)
不在
(オリックス)
自由獲得枠:金子千尋(トヨタ自動車)※現日本ハム
(ロッテ)
不在
(楽天)
不在
(広島)
不在
(ヤクルト)
不在
(巨人)
不在
(横浜)※現DeNA
4巡目:藤田一也(近畿大)※現DeNA
(中日)
不在
(阪神)
自由獲得枠:能見篤史(大阪ガス)オリックス