二軍では来シーズン以降の戦力を期待されている若手有望株、故障からの復帰を目指すリハビリ段階の主力、そしてベテランと様々な選手がしのぎを削っている。

 そのなかで今シーズンは誰が多くのチャンスを与えられてきたのだろうか。各球団の投球回数上位5人を振り返ってみたい。

 ソフトバンクの2軍で、もっとも多く投げたのは済々黌出身、4年目の大竹 耕太郎投手(90.2回)だった。90.2回はリーグ2位タイで8勝、勝率.727も同じくリーグ2位だった。しかし、これだけの成績を残しても1軍での登板は、わずか2試合のみ。開幕5戦目となった3月31日のオリックス戦で3回7失点と打ち込まれノックアウトされ、2試合目の登板は142試合目とシーズン最終盤だった。来シーズンこそは2軍ではなく、1軍で先発ローテーションに入りたいところだ。

 大竹に次ぐ投球回数だったのは中津商出身、3年目の奥村 政稔投手(70回)だ。奥村は36試合の登板のうち先発したのは5試合だけ。ほぼ中継ぎでの登板ながらチーム2位の投球回数だった。そのなかで4勝2敗、防御率2.31と成績は安定。奪三振は76個と投球回数を超えている。しかし1軍での登板機会は訪れなかった。

 チーム3位は駿河総合出身の杉山 一樹投手(64.1回)だった。3年目の杉山は15試合(先発10試合)に登板し5勝2敗、防御率1.40と好結果を残した。1軍では序盤から中継ぎ起用されたが9月後半からは先発も任された。シーズン最終登板となった10月16日のロッテ戦では2番手で5回からマウンドに上がると、最後まで1人で投げきり5回無失点の好投でシーズン初白星をマークしている。

 チーム4位の九州国際大付出身、二保 旭投手(63回)はシーズン途中で阪神に移籍したが、ソフトバンクでの最終登板となる6月30日までにこれだけ多く投げ、1軍でも2試合に登板している。

 チーム5位は5月に支配下登録を勝ち取った土浦湖北出身、2年目の大関 友久投手(53.2回)だった。2軍では26試合(先発5試合)の登板で6勝1敗、防御率1.17と好結果を残した。奪三振の数も投球回数以上の54個となっており、2軍では多く三振を奪っている。また、1軍デビューも飾り12試合の登板で防御率2.35と、まずまずの数字を残した。

 1軍では中継ぎ紀用となっているが、2軍では完封勝利もマークしている。来シーズン以降の起用法に注目が集まる。

<ソフトバンク2軍・投球回数上位5人>

大竹 耕太郎(90.2回)
20試合 8勝3敗 防御率3.28

奥村 政稔(70回)
36試合 4勝2敗 防御率2.31

杉山 一樹(64.1回)
15試合 5勝2敗 防御率1.40

二保 旭(63回)
11試合 4勝1敗 防御率2.57

大関 友久(53.2回)
26試合 6勝1敗 防御率1.17

(記事:勝田 聡)