DeNA1位小園含め右腕4人は聖地で躍動~ドラフト指名選手の甲子園歴
1位指名の小園 健太(市立和歌山)
今年もドラフト会議で12球団合計77名(支配下のみ)が指名を受けた。その77名の選手達は、ほぼ全員が高校時代に甲子園を目指していたことだろう。
そこで各球団が指名した選手の甲子園出場歴を振り返ってみたい。
DeNAはドラフト1位で小園 健太(投手/市和歌山)に入札。阪神と競合するも三浦 大輔監督があたりくじを引き、交渉権を獲得した。小園は2021年春の甲子園に出場。初戦の県岐阜商戦では9回を1人で投げ抜き完封勝利をマークした。2回戦の明豊戦では5回から2番手として登板し5回1失点と好投するもチームは敗れた。
2位の徳山 壮磨(投手/大阪桐蔭→早稲田大)は2016年春、2017年春・夏と3度甲子園に出場した。2017年春の大会では全5試合に登板。決勝の履正社戦では8回1失点と好投するなど優勝に大きく貢献している。
最後の夏は敗れた3回戦の仙台育英戦での登板はなかったが、1回戦の米子松蔭戦で7回1失点(自責0)、2回戦の智弁和歌山戦では9回1失点と好投。16回を投げわずか1失点で防御率0.56と圧倒的な力を見せた。
ドラフト4位の三浦 銀二(投手/福岡大大濠→法政大)は2017年春の甲子園に出場。1回戦の創志学園戦、2回戦の滋賀学園戦(延長15回)と2試合連続で完投。さらに再試合となった2日後の滋賀学園戦でも完投でチームを勝利に導いている。つづく準々決勝の報徳学園戦では登板機会がなくチームは敗退している。
ドラフト5位の深沢 鳳介(投手/専大松戸)は2021年春・夏と2度甲子園の土を踏んだ。今夏の初戦となった明豊戦では9回完封11三振の好投でチームを勝利に導いた。2回戦の長崎商戦では2番手として3.1回1失点とまずまずの内容だったもののチームは敗れている。
ドラフト3位の粟飯原 龍之介(内野手/東京学館)、6位の梶原 昂希(外野手/大分雄城台→神奈川大)は、高校時代に甲子園出場経験はない。
【DeNAドラフト指名】
※育成指名は除く
※◎は甲子園出場経験あり
<支配下>
1位:小園 健太(投手/市和歌山)◎
2位:徳山 壮磨(投手/大阪桐蔭→早稲田大)◎
3位:粟飯原 龍之介(内野手/東京学館)
4位:三浦 銀二(投手/福岡大大濠→法政大)◎
5位:深沢 鳳介(投手/専大松戸)◎
6位:梶原 昂希(外野手/大分雄城台→神奈川大)
(記事=勝田 聡)