セ・リーグの打撃2冠争いが最終章に突入した。大本命の巨人・岡本 和真内野手(智辯学園出身)が今季の全日程を終えた。39本塁打、113打点。惜しくも40発には届かなかったが、本塁打争いでトップタイの数字で、打点はリーグトップの数字で終えた。しかし、「2冠争い」のライバル、ヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院出身)と、本塁打争いのライバル、広島・鈴木 誠也二松学舎大附出身)が、残りあと3試合ずつとなっている。

 果たして2人の本塁打、打点はどこまで積み上げられるのか。本塁打でいえば、岡本を上回って、さらに2人だけの争いにも発展する可能性もある。打点でいえば、トップの岡本に1差としている村上の逆転は秒読みなのかどうか。

 おさらいをしてみる。現状の3人の成績は

巨人・岡本   39本塁打 113打点
ヤクルト・村上 39本塁打 112打点
広島・鈴木   38本塁打 87打点

さらに残りの試合予定は

ヤクルト=残り3試合(26日DeNA、29日広島、11月1日広島)
広島=残り3試合(28日DeNA、29日ヤクルト、11月1日ヤクルト)

 ヤクルトと広島はともに3試合でそのうち2試合が直接対決。ここはやはり、相手チームが最大の警戒をしてくることは間違いない。チームとしての目標がない広島側が、村上との対決を避ける可能性も出てくる。ヤクルトとすれば勝たなければならない試合。広島投手陣が村上とどう向き合うのか。

 逆に、ヤクルト側が勝ちに行くなかで、広島鈴木との対決をどうするか。意味のない「申告敬遠」の応酬なんて、見たくない。もちろん、正々堂々と勝負するだろうと期待している。

 ともに1試合ずつDeNA戦を残しているのも、少々気になる。2人の今季の対戦チーム別の結果はどうなのだろうか。(丸数字はセ・リーグ5球団のランク)

広島・鈴木 対DeNA  打率.321④ 4本塁打⑤ 13打点④
      対ヤクルト 打率.385① 7本塁打② 12打点⑤ 

ヤクルト・村上 対DeNA 打率.284②タイ 6本塁打②タイ 17打点⑤タイ
        対広島  打率.241⑤ 4本塁打⑤ 19打点③

 総じて鈴木はヤクルト戦に強く、DeNA戦には弱い。村上はDeNAに強く、広島には弱い。ヤクルトは鈴木との正面勝負を避ければ抑えられる可能性がある。村上はわずか1試合のDeNA戦にすべてをかけるしかないのか。

 さあ、残り3試合。ハイレベルとなった。本塁打王、打点王争いの結末はいかに。11月1日の直接対決最終戦がラストシーンになる。