牧、佐藤の大卒スラッガーは新人王のタイトルを獲得できるか
佐藤輝明と牧秀悟 ※ともに大学時代
ペナントレースもいよいよ大詰めを迎えている。セ・パリーグともに優勝争いが混戦模様となっているが、タイトル争いも熾烈を極めている。パ・リーグでは山本由伸(都城出身)が最多勝のタイトルが確定となるなど、いくつか決まりつつある中で注目されるのは新人王争いだろう。
セ・リーグは大卒スラッガーの2人、横浜DeNAの牧秀悟(松本第一出身)と阪神の佐藤輝明(仁川学院出身)らが中心となっている。
牧は21日の巨人戦で68打点目をマークし、原辰徳氏(現巨人監督)の新人時代の記録を超えた。打率ランキングも21日終了時点で全体8位と、好調を維持している。
佐藤は現在こそ苦しんでいるが、シーズン序盤はホームラン王争いにも食い込む勢いで快音を響かせる活躍。新人らしからぬ打棒で、連日甲子園を沸かせた。
そんな2人の成績を振り返ってみたい。
・牧秀悟
133試合 打率.301(472打数142安打)
22本塁打 68打点 85三振 出塁率.344 長打率.571 OPS.861
・佐藤輝明
123試合 打率.236(416打数98安打)
23本塁打 61打点 169三振 出塁率.281 長打率.462 OPS.742
※結果は21日の試合までのデータ
残り試合はあとわずかとなったが、果たして注目の大卒スラッガーはどんな結果で1年目を終えるのか。また新人王のタイトルは獲得なるのか。優勝争いとともに注目したい。
(記事:田中 裕毅)