東北楽天から3位指名を受けた前田 銀治三島南)。この選手ほどドラフト前と後で注目度が上がった選手はいないだろう。

 「こんなにも早い順位で指名されるとは思っていなかったので、驚きでした」と指名の瞬間を振り返る前田。目を大きく見開いたリアクションが初々しく、さらにテレビの映像や、SNSでも大きく拡散され、一躍、時の人となった。

 その反響はかなりあったようで、友人からの連絡内容は指名されたことはもちろん、リアクションについての反応がほとんどで、さらに友人と会話する時、あのリアクションを真似されることが多いという。

 ドラフト会議後は連日の取材対応。少しずつでは練習の強度を上げ、15日、練習後に取材に対応いただいた。

 まだ調子を取り戻す中だったが、それでも大学生スラッガーに負けない鋭い打球を見せ、ドラフト3位に指名された潜在能力を見せつけた。夏の大会終了後、木製バットの対応に苦労。2ヶ月かけて、しならせて打つ打法を会得した。

 稲木監督は好きな練習だけではなく、上のスピードに遅れないよう、地道に走る練習を必ずすることを伝えたところ、誰よりも早く、グラウンドに出て、走る前田の姿があった。

 同じ右の外野手で、同い年のドラフト1位の吉野 創士昌平)とは連絡をとりあっているが、リスペクトしている。

 プロのスピードに遅れないために、これからも厳しいトレーニングを積み、準備を行っていく。


(記事:河嶋 宗一