【動画】3学年150人近くの超大所帯 埼玉にあった中学硬式に人気が集まる理由は
浦和ボーイズの練習模様
2009年に連盟より承認されたことで誕生した浦和ボーイズ。現在は3学年で合わせて150人近くいるという超大所帯のチームである。全国大会出場という目標を掲げ、日々専用グラウンドを中心に汗を流しているが、他のチームと違うのは、全員レギュラー、全員補欠という勝利至上主義ではないということだ。
東北高時代に3度甲子園を経験し、神宮大会でも優勝経験がある中山監督の指導で、「レギュラーと補欠、両方の気持ちがわからなければ、真の野球人にはなれない」ということが根底にはある。こうした指導もあって、お茶当番も廃止するなど、あくまで選手それぞれが、自らの力で何でもできるようにして、人としての成長を促している。
練習でも選手同士で進めていき、指導者は選手への叱咤激励をすることもあれば、鼓舞する一声をかけて、モチベーションを高めるなど、あくまで選手をサポートする側に回っている。その雰囲気は、強豪校さながらだ。
練習メニューも豊富で、野球の技術の成長も忘れていない。野球と人の両方を育て上げるチームの今後が楽しみだ。
そんな浦和ボーイズの練習模様などは、高校野球ドットコムの公式YouTubeチャンネルで配信されている。