News

U-15で躍動した「積極性溢れるショートストップ」 八谷晟歩(佐賀フィールドナイン)が歩むのは田中広輔(広島)の道

2019.12.05

U-15で躍動した「積極性溢れるショートストップ」 八谷晟歩(佐賀フィールドナイン)が歩むのは田中広輔(広島)の道 | 高校野球ドットコム
八谷晟歩(佐賀フィールドナイン)

 愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで開催された「U-15アジアチャレンジマッチ2019」。侍ジャパンU-15代表は、11月24日のチャイニーズ・タイペイ戦で10対0の5回コールド勝ちを収めて5大会連続優勝を達成した。

 今大会、本格派左腕の西田稀士郎と共に佐賀フィールドナインから代表に選出された八谷晟歩は、2番・遊撃手として2試合に出場。6打数3安打3打点と結果をきっちりと残し、実力派内野手として存在感を示した。

 八谷のプレースタイルを一言で表すなら、「アグレッシブ」だ。
 守備ではミスを恐れずに前へ出る姿勢が素晴らしく、打者としても積極的にスイングしていく心構えが備わっている。また足も速くて体が強いため、一つ一つのプレーに躍動感があり、右左の違いはあるが広島東洋カープの田中広輔のプレースタイルを思わず重ね合せてしまう選手だ。

 持ち前の「積極性」で侍ジャパンU-15代表の日本一に大きく貢献した八谷であるが、大会後には「皆で優勝できたことが嬉しいです」と思わず笑みをこぼした。
 この大会での経験を活かして、もちろん高校野球でも活躍していきたいところであるが、その一方で今大会では課題も見つかったと八谷は語る。

 「みんなのレベルが高くて自分もついていくのに必死でした。特に守備では、同じポジションの選手よりも捕ってからのスピードが全然違いました。高校では1年生から試合に出場できるように、そこをしっかり練習していきたいと思います」

 高校野球では更なる成長を求めて、九州を出て野球に打ち込んでいくと話す八谷。その積極的なプレースタイルで今後は甲子園を沸かせて欲しい。

(記事=栗崎 祐太朗

関連記事
3年後のドラフトを目指せ!高校野球での活躍が楽しみな中学球児【野手編】
海老根優大が中学通算26本目のホームラン!侍ジャパンU-15代表が初戦をコールドで勝利
高校野球のスカウトが中学球児を見る視点 強豪校を破るためのリクーティングと育成方法とは?

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.18

【神奈川】保土ヶ谷球場では慶應義塾、横浜が登場!東海大相模は桐蔭学園と対戦!<春季県大会4回戦組み合わせ>

2024.04.18

首都二部・明星大に帝京のリードオフマン、東海大菅生技巧派左腕などが入部!注目は184センチ102キロの大型スラッガー!

2024.04.18

強豪校を次々抑えて一躍プロ注目の存在に! 永見光太郎(東京)の将来性を分析する<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.04.18

【山形】鶴岡東は村山産業と山形工の勝者と対戦<春季シード決定ブロック大会組み合わせ>

2024.04.18

【春季埼玉県大会】ニュースタイルに挑戦中の好投手・中村謙吾擁する熊谷商がコールド発進!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.15

四国IL・愛媛の羽野紀希が157キロを記録! 昨年は指名漏れを味わった右腕が急成長!

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.15

【春季和歌山大会】日高が桐蔭に7回コールド勝ち!敗れた桐蔭にも期待の2年生右腕が現る

2024.04.16

【春季埼玉県大会】2回に一挙8得点!川口が浦和麗明をコールドで退けて県大会へ!

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード