U-15日本代表の中でも伸びしろはトップクラス 尾崎悠斗(糸島ボーイズ)の魅力は全身をバネのように使うフォーム

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2019.12.04

尾崎悠斗(糸島ボーイズ)

 愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで開催された「U-15アジアチャレンジマッチ2019」。互い全勝優勝を懸けてチャイニーズ・タイペイ代表と対戦した侍ジャパンU-15代表は、10対0で5回表コールド勝ち。これで5大会連続での優勝を達成し、日本代表の底力を世界に見せつけた。

 第2戦のフィリピン代表との試合にリリーフ登板した尾崎悠斗(糸島ボーイズ)は、130キロ前後の直球を四隅に丁寧に集めて1イニングを三者凡退に打ち取る好投。安定した投球を見せて、試合を締めた。

 U-15アジアチャレンジマッチでの初登板を終えた尾崎は、試合後には「楽しかったです」と笑顔で語った。実は前日の松山市代表戦で登板の予定だったが、試合がコールドで終わった為に登板日が第2戦にスライドした。
 「コールドで終わりましたが、投げたかったですね」と照れながら本音を語った尾崎であったが、フィリピン戦での投球はまさに鬱憤を晴らすものであった。

 福岡県の名門・糸島ボーイズに所属する尾崎。秀岳館で活躍した後にソフトバンクホークスに入団した田浦 文丸や、2014年の夏の甲子園で優勝を果たした時の大阪桐蔭の主将だった中村 誠(現:日本製鉄かずさマジック)などがOBにいる糸島ボーイズは、選手のレベルも高く競争が激しい。
 その中で尾崎は、まずは体作りからしっかりと行っていくことで少しずつ試合での出場機会を得ていったと語る。

 「レベルが高いチームの中で秀でるためには、家に帰ってからの時間を有効に使うことが大事だと思いました。走ったり素振りするのもそうですが、入った時は身長も155センチくらいで小さくパワーもなかったので、とにかく大きくなりたいと思って食トレもやっていきました」

 全国大会で登板することを目標に、トレーニングを続けた尾崎は体も少しづつ大きくなっていき、3月に行われた「日本少年野球春季全国大会」で初めて全国大会のマウンドに立つ。その後も、JUNIOR ALL JAPAN(NOMO JAPAN)に選出されたチームメイトの香西一希らと切磋琢磨しながら実力をつけていき、U-15日本代表に選出されたのだ。

 身長は171センチまで成長したが、体重は59キロとまだまだ伸びしろは十分に感じさせる。細身の体を目一杯使って、全身をバネのように使って投げる姿は、同じ福岡県の名門校・九州国際大付のエースだった下村 海翔をどこか彷彿とさせ、ここから力がついてきた姿が今からとても楽しみだ。
 これからの成長にも注目していきたい。

(記事=栗崎 祐太朗)

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