中日ドラ1・石川昂弥(東邦)、楽天ドラ2・黒川史陽(智辯和歌山)など24名のボーイズ出身指名者一覧
楽天ドラフト2位・黒川史陽(智辯和歌山)
10月17日に行われたプロ野球ドラフト会議2019では、107名の選手が指名を受けた。今回はドラフト指名を受けた選手の中学時代に注目し、その中でリトルシニアと並び、非常に多くの選手が所属している連盟の一つがボーイズリーグの選手を紹介していく。
今回のドラフトでは24名のボーイズリーグ出身の選手が指名を受けたが、まずはその一覧からご覧頂こう。
◆横浜DeNAベイスタース
1位 森敬斗(桐蔭学園) 内野手 島田ボーイズ
4位 東妻純平(智辯和歌山) 捕手 紀州ボーイズ
5位 田部隼人(開星) 内野手 出雲ひらたボーイズ
7位 浅田将汰(有明) 投手 飯塚ボーイズ
◆阪神タイガース
育成1位 小野寺暖(大商大) 外野手 南都ボーイズ
◆広島東洋カープ
3位 鈴木寛人(霞ヶ浦) 投手 筑西田宮ボーイズ
◆中日ドラゴンズ
1位 石川昂弥(東邦) 内野手 愛知知多ボーイズ
2位 橋本侑樹(大商大) 投手 若狭高浜ボーイズ
◆東京ヤクルトスワローズ
4位 大西広樹(大商大) 投手 五條ボーイズ
◆埼玉西武ライオンズ
1位 宮川哲(東芝) 投手 生駒ボーイズ
2位 浜屋将太(三菱日立パワーシステムズ) 投手 鹿児島大隈ボーイズ
5位 柘植世那(ホンダ鈴鹿) 捕手 藤岡ボーイズ
8位 岸潤一郎(徳島インディゴソックス)外野手 西淀ボーイズ
◆福岡ソフトバンクホークス
育成2位 大関友久(仙台大) 投手 常総ボーイズ
◆東北楽天ゴールデンイーグルス
2位 黒川史陽(智辯和歌山) 内野手 泉州阪堺ボーイズ
育成3位 山崎真彰(ハワイ大) 内野手 大田水門ボーイズ
◆千葉ロッテマリーンズ
3位 髙部瑛斗(国士舘大) 外野手 越生ボーイズ
5位 福田光輝(法政大) 内野手 大阪東淀川ボーイズ
育成2位 植田将太(慶應大) 捕手 生駒ボーイズ
◆北海道日本ハムファイターズ
2位 立野和明(東海理化) 投手 東海ボーイズ
◆オリックスバファローズ
4位 前佑囲斗(津田学園) 投手 津ボーイズ
育成3位 中田惟斗(大阪桐蔭) 投手 和歌山御坊ボーイズ
育成5位 鶴見凌也(常磐大高) 捕手 小山ボーイズ
育成6位 大下誠一郎(白鴎大) 外野手 小倉ボーイズ
以上、24名だ。中日ドラゴンズ1位の石川昂弥(東邦)や東北楽天ゴールデンイーグルス2位の黒川史陽(智辯和歌山)など、多士済々の顔ぶれが並ぶ。
西武ライオンズ1位指名の宮川哲(東芝)、千葉ロッテマリーンズから育成2位指名の植田将太(慶應大)と、今回2人の選手を輩出したのが奈良の生駒ボーイズだ。生駒ボーイズは他にも、履正社のエースとして選抜準優勝に貢献した竹田祐(明治大)や2020年のドラフト候補にも名前が挙がる井上朋也(花咲徳栄)など、非常に多くの有望な選手を輩出している。今後も逃せないチームだ。
また中日ドラゴンズの大島洋平の出身チームである東海ボーイズからは、立野和明(東海理化)が日本ハムファイターズから2位指名を受けた。東海ボーイズも東海地区では指折りの強豪チームで、これまでも多くの甲子園球児を輩出してきた。
そして九州に目を移すと、飯塚ボーイズ出身の浅田将汰(有明)が横浜DeNAベイスターズからドラフト7位で指名を受けた。飯塚ボーイズも、日本ハムファイターズの高濱祐仁や読売ジャイアンツの広畑塁、そして2014年に大阪桐蔭のエースとして全国高校野球選手権大会で優勝を経験した福島孝輔などを輩出しており、チームとしても実績を残している。
今回指名を受けたボーイズリーグ出身の選手は24名と、リトルシニアの26名に次ぐ数字で全体の約4分の1を占めてる。今後も多くのプロ野球選手を輩出して、是非日本球界を全体を盛り上げて欲しい。
(取材=栗崎 祐太朗)