東練馬シニアと世田谷西シニアが「宿命」の決勝戦へ ジャイアンツカップも大詰め
ライト中段へのホームランを放った浅倉大聖
ジャイアンツカップ2019もいよいよ大詰めだ。16日に東京ドームで行われた準決勝では、世田谷西シニアと東練馬シニアが勝利して決勝進出を決めた。
第1試合の世田谷西シニアと八王子シニアの対戦は、前日に悪天候のため試合途中で中止となった試合。この日は「特別継続試合」として、中断された3回裏の無死一、二塁の状態から再開された。
4対1とリードした状況から再開となった世田谷西シニアは、4番の浅倉大聖がライトスタンド中断へ運ぶ本塁打を放つなど、その後も着実に追加点を重ねる。盤石の戦いを見せた世田谷西シニアは、9対2で八王子シニアを下して2009年以来10年ぶりの決勝進出を決めた。
また東練馬シニアと浦和シニアの試合は、速球派右腕の前田尚哉の力投が光った。東練馬シニアの背番号1を背負う前田は、この日は最速137キロの直球を軸に浦和シニアを抑え込んでいく。
打線も3番・小島慎也が4打数4安打の活躍を見せて打線の核となり、リトルシニア日本選手権の王者・浦和シニアを投打で抑え込んだ。試合は5対2で東練馬シニアが勝利し、これで昨年に続いて2年連続の決勝進出となった。
試合後、東練馬シニアの徳元敏監督は、世田谷西シニアとの対戦を「宿命」と表現して、これまでしのぎを削り合ってきたライバルとの対戦に強い意気込みを口にした。
「選手たちも『最後もやっぱりセタニシか』と言っていましたが、これまでも何度も対戦してお互いに手の内もわかっています。宿命の相手だと思うので、とにかく明日は勝ちたいと思います」
決勝は、17日に東京ドームにて午後2時開始の巨人戦終了後に開始される予定だ。王者に登り詰めるのはどちらか注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗)