東練馬シニアが逆転で橿原ボーイズを破りベスト4進出 ベスト4はすべて関東のシニア勢に【ジャイアンツカップ】
得点を挙げる東練馬シニア
東練馬シニアが逆転で橿原ボーイズを破りベスト4進出 ベスト4はすべて関東のシニア勢に
8月12日から開幕したジャイアンツカップ2019は、14日に江戸川区球場準々決勝1試合が行われ、リトルシニアの強豪・東練馬シニアとボーイズリーグの名門・橿原ボーイズが激突した。
試合の序盤は、橿原ボーイズのペースで進んだ。
まずは1回、橿原ボーイズはバントヒットなどで無死満塁のチャンスを作ると、4番・岡西のセンター前タイムリーで2点を先制。さらにその後6番・吉冨の犠牲フライなどで2点を追加した橿原ボーイズは、初回だけで4得点を挙げて強烈な先制パンチを食らわせた。
だが3回、東練馬シニアも反撃の狼煙を上げる。
連続ヒットで無死一、三塁のチャンスを作り、1番・井上がセンターへのタイムリーヒットを放って1点を返すと、その後もクリーンナップの3連打などでこの回一挙5得点。集中打で一気に逆転し、主導権を奪うことに成功した。
得点を挙げて喜ぶ東練馬シニアベンチ
東練馬シニアの先発マウンドに立った背番号16の黒岩光崇は、初回こそ4点を失ったがその後は落ち着いた投球を見せて、強打の橿原ボーイズ打線を抑え込んでいく。2回以降は得点を与えずに、6回を投げて3安打4失点と粘りの投球を見せた。
東練馬シニアはその後も得点を重ね、結局試合は7対4で勝利し準決勝進出を決めた。
試合後、東練馬シニアの徳元敏監督は、我慢の投球を続けた先発の黒岩を笑顔で労い、昨年は惜しくも果たせなかったジャイアンツカップ優勝についても思いを語った。
「黒岩は、あそこからよく我慢して6回まで投げてくれました。昨年はU-15のコーチとしてパナマにいたのですが、あと一歩のところで優勝を逃しています。今年は獲りたいですね」
東練馬シニアは15日の準決勝で、シニア日本選手権優勝チームの浦和シニアと対戦する。
そして今大会のベスト4は東練馬シニア、八王子シニア、世田谷西シニア、浦和シニアと、すべて関東のシニア勢が揃う結果となった。
決勝の東京ドームで決勝を戦うのはどのチームなのか、注目だ。