京葉ボーイズの中学5冠の夢は途絶える 静岡裾野シニアは盤石の戦いでベスト8へ【ジャイアンツカップ】
北嶋優希哉のタイムリーで追加点を挙げた静岡裾野シニア
12日から始まったジャイアンツカップ2019。13日は2回戦8試合が行われ、市川市国府台公園野球場では春、夏とボーイズリーグの頂点に輝いた京葉ボーイズと、春の選抜大会で準優勝に輝いた静岡裾野シニアが激突した。
序盤から試合の流れを流れを掴んだのは静岡裾野シニアだった。
2回表、静岡裾野シニアは二死二塁のチャンスを作ると、8番・大橋優太がレフト前ヒットを放って送球が逸れる間に2塁ランナーが生還。さらにその後、二死一、三塁の場面から、1番・北嶋優希哉がライトフェンス直撃のタイムリースリーベースを放ってさらに2点を追加する。
静岡裾野シニアは4回、5回にも追加点を挙げて、試合の主導権を握った。
反撃したい京葉ボーイズは、5回裏に無死一、三塁のチャンスを作ったが、相手の好守備にも阻まれ、得点を挙げることが出来ない。
結局試合はそのまま5対0で静岡裾野シニアが勝利し、準々決勝進出を決めた。
京葉ボーイズの4番に座った海老根優大
「中学5冠」を目指した京葉ボーイズだったが、投打で高いレベルを見せた静岡裾野シニアに自分たちの野球をやらせてもらえず2回戦敗退となった。
チームの4番であり、大会屈指の打者として注目されていた海老根優大は、悔しさを滲ませながら試合を振り返った。
「チームの代表として、最後自分たちの野球ができなかったことは悔しいですが、自分としては悔いが残らずフルスイングができたと思います。ここで果たせなかったことを、しっかり高校で果たせるように頑張りたいと思います」
勝った静岡裾野シニアは、14日の準々決勝で八王子シニアと激突する。
関東の強豪シニア同士の対決に注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗)