【週刊中学野球ニュース】大学日本代表の中学時代の所属チームを分析!軟式と硬式の比率は?


柱としての活躍が期待される森下暢仁(明治大・4年)は軟式野球の出身だ
6月21日(金)から23日(日)にかけて大学日本代表の選考合宿が行われ、終了後に24名の大学日本代表が発表された。
今回は、そんな選出された24名の選手を振り返っていきながら、代表選手の中学時代のチームも見ていきたい。それでは早速見ていこう。
■投手 8名
吉田 大喜(日本体育大・4年) 大冠/茨木市立東雲中(軟式)
森下 暢仁(明治大・4年) 大分商/大分市立大東中(軟式)
伊藤 大海(苫小牧駒澤大・3年) 駒大苫小牧/函館東リトルシニア
山崎 伊織(東海大・3年) 明石商/明石ボーイズ
村上 頌樹(東洋大・3年) 智辯学園/淡路ボーイズ
内間 拓馬(亜細亜大・3年) 宜野座/本部町立本部中学校(軟式)
早川 隆久(早稲田大・3年) 木更津総合/横芝光町立横芝中(軟式)
佐藤 隼輔(筑波大・2年) 仙台/仙台市立広瀬中(軟式)
■捕手 4名
郡司 裕也(慶應義塾大・4年) 仙台育英/千葉市シニア
佐藤 都志也(東洋大・4年) 聖光学院/いわき市立平第二中(軟式)
海野 隆司(東海大・4年) 関西/ファイターズ岡山
古川 裕大(上武大・3年) 久留米商/久留米ボーイズ
■内野手 8名
柳町 達(慶應義塾大・4年) 慶應義塾/取手シニア
安本 竜二(法政大・4年) 静岡/静岡市立安倍川中(軟式)
篠原 涼(筑波大・4年) 敦賀気比/富士宮シニア
元山 飛優(東北福祉大・3年) 佐久長聖/生駒ボーイズ
児玉 亮涼(九州産業大・3年) 文徳/熊本北部シニア
小川 龍成(國學院大・3年) 前橋育英/館林ボーイズ
牧 秀悟(中央大・3年) 松本第一/長野若穂シニア
田中 幹也(亜細亜大・1年) 東海大菅生/相模原シニア
■外野手 4名
宇草 孔基(法政大・4年) 常総学院/墨田シニア
竹村 陸(近畿大・4年) 神戸国際大附/兵庫西宮ボーイズ
丸山 和郁(明治大・2年) 前橋育英/高崎市立倉渕中(軟式)
森下 翔太(中央大・1年) 東海大相模/戸塚シニア
まず目についたのは、8名の投手のうち5名が軟式野球出身の選手であることだ。高校野球ドットコムでは以前にも、昨年のドラフト会議で指名を受けた選手の軟式野球出身者を調べたが、4名のドラフト1位投手が軟式野球出身であるなど、依然として軟式出身者の活躍が目立つ状況だ。
中学野球と言えば、「軟式野球<硬式野球」というイメージが定着しているように感じるが、実際に軟式野球出身の選手を見ていくと非常にレベルが高いことがわかる。
硬式チームに目を移すと、東京六大学屈指の捕手に成長した郡司 裕也(慶應義塾大)は、リトルシニアの名門・千葉市シニアだ。千葉市シニアは、石橋 康太(中日ドランゴンズ)や藤平 尚真(東北楽天ゴールデンイーグルス)などを輩出しており、郡司にも大きな期待が懸かる。
また元山 飛優(東北福祉大)の出身チームである、生駒ボーイズも見逃せない。立教大学で活躍する田中 誠也や履正社から明治大に進んだ竹田 祐、そして花咲徳栄の主砲・井上 朋也など実力派を多く輩出しているんが特徴だ。
現役のプロ野球選手だけでなく、ドラフト指名選手や代表選手のルーツを辿っていくと、意外な傾向が見えてくる。今後も、こうした調査は随時行っていきたい。
(文=栗崎 祐太朗)
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