木村 光選手 (奈良大附)

木村 光

球歴:奈良大附

都道府県:奈良

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:172.0 cm

体重:67.0 kg

学年:卒業

寸評

奈良大附属の夏の甲子園初出場のエースであり、カメラを取り続ける姉を甲子園に連れて行った姉孝行な弟でもある木村光。野球センス抜群のピッチャーであった。  体の回転をボールの力に伝えるのがうまい好投手で、右オーバーから投げ込む直球は常時135キロ~143キロを計測。両サイドへの投げ分けがしっかりしており、低めにも投げることができる。変化球は、125キロ前後のスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップと球種は非常に多彩で、低めにきっちりと投げ分けながら、時には高めのストレートを投げて三振に打ち取るなど、投球センスが優れている。また危機回避能力が優れており、特に強打のチームに対してうまく、ハイレベルな奈良大会を勝ち抜けたのは投球術の巧さがあったからといえる。    決して上背は大きくないのだが、体の力をためるのがうまい投手で、左足をゆったりと上げた後、いったん二塁方向へ送り込む。そこからキレイな腕の回旋とともに体を一気に回旋させてボールに力を伝えている。打撃動作を見ても、自分の考えを意図通りに動かせるセンスの高さがある。  野手としても足が速く、見方によっては野手としても大成できそう。ただ体がまだ出来上がっていないので、さらにフィジカルを高めて、140キロ後半まで投げられるポテンシャルは身に付けてほしい。そこから速球投手として生きるのか、それとも野手として生きるのかは、彼に任せたい。いずれにしろ今年の奈良県は智辯学園天理が注目されていたが、その2校以外にも、こんなセンス抜群の逸材に巡り合うことができ、とても楽しい夏であった。
更新日時:2018.08.15

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