古田 塁選手 (天理)

古田 塁

球歴:天理

都道府県:奈良

ポジション:三塁手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

寸評

 天理が誇る大型内野手。背番号5をつけているが、守るポジションは一塁、三塁、二塁と多岐に渡る。来年の奈良県を代表するスラッガーとなる存在ではないだろうか。 (打撃)  予選では打率.412、2本塁打、7打点と高い成績を残したが、甲子園では当たりがなかった。  スタンスはオープンスタンス。グリップを肩の位置において背筋を伸ばして構えている。両目でしっかりと見据えており、バランスの良い構えをしている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、脚をすり足気味に上げて間合いを取って真っ直ぐ踏み込んでいく。  トップの動きを見ると捕手側方向まで引きつけていく。ただグリップが体の奥に入り、腕自体も長いので、インコースの裁きは難しそうだ。スイング軌道は弧を描く軌道になっており、ボールの下を捉えて遠くへ飛ばす。彼は巻き込んで打ちに行く傾向にあり、外角球に対しても強引に引っ張っていく。その結果、ボールを引っ掛けて内野ゴロが多くなってしまい結果を残すことができなかった。ボールに対して、素直にバットが出て、三方向へ打ち返す意識でやっていけば、もう少しヒットは出ていたのかもしれない。   (守備・走塁)  一塁、三塁守備の動きを見ると、無難に打球を捌いている。ボールも丁寧に扱っており、悪くない。秋ではセカンドとして出場しており、器用なところがある選手かもしれない。  塁間タイムは4.40秒前後と左打者に換算すると4.10秒前後で駆け抜けるほどの脚力であり、脚力も悪くない。身体能力はそれなりに高い選手ではないだろうか。
更新日時:2012.12.31

将来の可能性

 甲子園の内容を振り返ると技術的に大きく悪いところはあるわけではなく、このコースに対してどう打ち返せばいいのか、なんで引っ掛けたゴロが多くなってしまったのか、それを追求していく必要があるだろう。いろいろなポジションを守れる器用さはあるが、ひとつのポジションにとどまって、勝負強い大型内野手に育て上げて欲しい選手。来年の奈良県を代表するスラッがーに相応しい成長を示すことができるか注目していきたい。
更新日時:2012.12.31

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