浦野 純也選手 (智辯学園)

浦野 純也

球歴:智辯学園

都道府県:奈良

ポジション:外野手

投打:左 / 左

身長:164.0 cm

体重:67.0 kg

学年:卒業

寸評

 神宮大会では、2番・中堅手として出場。体は小さいのですが、インステップして踏み込み、打球は強くひ弱さは感じません。特に低めの球にも、喰らいついて行くしぶとさも併せ持ちます。 (第一印象)  タレント揃いのチームの中では、地味な役どころでどうかな?と思ったのですが、中々良い選手でした。高校生としては、走攻守三拍子バランスが取れています。あとは、二番打者だけに、自分の役割をよく理解して、求められれているものは何なのか、状況に応じたプレーを心がけたいところ。 (長所)  恐らく二番打者を任されているのは、低めの球にもついて行けるように、三振が少ないからでしょう。ギリギリまで始動を遅らせ、ボールを引きつけてから叩きに行けます。そういった意味では、生粋の二番打者なのかもしれません。  踏み込んだ足元も地面めり込ませてブレを防ぎ、バットは上からミートポイントまでダウンスイングで振り抜きます。安定した下半身と無駄のスイング軌道を辿り、それでいて強く振り抜けるなど、打撃の基礎をおさえています。  走力は塁間4.25秒前後と平均的なのですが、球際に強いキャッチングが光ります。打撃でも守備でも、ボールに対する執着力があるのが、この選手の最大の魅力です。 (課題)  大きな欠点は見当たらない反面、図抜けた特徴もありません。そういった適度なバランスと精神面の強さが魅力の選手であるのですが、上のレベルでの野球を意識すると、何か売りになるものが欲しいですね。
更新日時:2012.02.02

将来の可能性

 きっちり目立たなくても、自分の役割を果たせるようになりたいですね。例えば鳥取城北戦では、ワンアウト一塁の場面で、センターフライを打ち上げてしまいました。チームとしては、中軸を前に得点圏にランナーを進めたかったところ。そういった状況の中で、走者が進塁できないセンターフライは、最悪の仕事だったわけです。何がなんでも、あそこは転がすのだということを認識していれば、ああいった打撃にはならないはず。結局そういったプレーの積み重ねが、終盤鳥取城北の逆転へとつがって行くわけです。  気をてらうセーフティバントで揺さぶるのもいいのですが、二番打者に求められるのは、きっちりと行うべきことを行えること。そういったことを普段から強く意識し、実践することが、彼に一番求められていることではないのでしょうか。自分の仕事をきっちり行う、これもまた立派な武器なのです。
更新日時:2012.02.02

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