中道 勝士選手 (智辯学園)

中道 勝士

球歴:智辯学園

都道府県:奈良

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:170.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 智弁学園の正捕手。小柄だが、それを補うほどの打撃力を持つ捕手。智弁学園が甲子園優勝するためには彼がナインを統率していき、そして自信は勝負強さを見せるパフォーマンスを発揮することが問われていくだろう。 (打撃)  スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の近くに置いて背筋を伸ばして構えている。力感を感じないフォームになり、だいぶ巧打者らしい構えになってきた。  投手の足が降ろし始め、着地する寸前に始動を仕掛ける。足の引き上げはその都度で幅が変わり、踏み込んだ足は真っすぐ踏み込む。  トップは真っすぐ引いていく。やや奥に入るが、以前よりも極端に入りすぎることはなくなってきた。以前と比べるとインパクトまでロスのないスイングが出来るようになり、的確にボールを捉える事が出来るようになっている。下半身の柔軟性も高まり、低めの変化球を捌くことが出来ている。 (守備・走塁)  塁間タイムは4.3秒前後と左打者としてはそれほど速くない。  キャッチングはしっかりと受け止めるというより軽くさばくキャッチング。ワンバウンド処理はまずまず。スローイングタイムは測ることはできなかったが、ランナーが出ていても左ひざがついた状態でキャッチングをしており、セカンドランナーを刺すためにはもう少し素早く送球体勢に入るために準備をしっかりした方が良いのではないだろうか。リードセンスについては投手のリズムが良い時は冴えるが、やはりランナーを出して局面になった時のリードが単調で、周りに流れされる傾向がある。もう少し粘り強くリードすることが出来ていれば変わっていたかもしれない。
更新日時:2011.12.17

将来の可能性

 1年夏に比べると打撃の粗は少しずつなくなっているが、もう少しパンチ力を身につけてほしいところ。守備面はリード面で淡泊なところがあり、扇の要として物足りない点が多い。投手が自分のリズムで投球が出来ていれば、抑えることはできている座、ピンチを迎えてどれだけ粘り強くリードすることが出来るかが選抜で勝ち上がる上でキーポイントになりそうだ。  扇の要である彼が一回りも成長を見せ、主将としてチームを引っ張ることが出来るようになると全国制覇に近づいていくのではないだろうか。
更新日時:2011.12.17

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