2010年10月09日 長崎県営野球場

波佐見vs長崎南山

2010年秋の大会 第127回九州地区高校野球長崎大会 準決勝
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波佐見・松田遼馬投手

遼馬伝

 唐津商・山北悠誠、宮崎商吉田 奈緒貴宮崎日大武田 翔太飯塚猿渡 眞之ら早々たる顔ぶれによって争われている並ぶ九州ナンバーワン右腕の座。「オレを忘れてもらっては困る」とばかりに、波佐見松田 遼馬が自己最速を記録して大いにアピールした。

波佐見の松田といえば1年生からベンチ入りを果たし、今夏もエース・柏隆太郎とともに140キロ超デュオとして注目された存在。そのうえ、スペックも182cm、82kgと魅力充分だ。

松田は九州大会を決めた長崎南山戦に先発し5回を被安打ゼロ。奪三振は投球回を上回る6個を数えた。得永健監督は「5回で3四死球なんて珍しいこと。アイツがひとりでテンパっていましたね」と辛いが、直球については「たしかに球は走っていましたね」と認めざるを得なかった。

この日の松田は初回からコンスタントに140キロ超の直球を連発し、2回一死からの連続三振で144キロを2度記録。これが現在のところ、松田の生涯最速である。「未完成品ほど素晴らしいといいますが、たしかに将来性という意味では私自身が一番楽しみにしています」と笑う得永監督だった。

立ち上がりに一死から連続死四球で苦しんだが、これは松田本人によると「全校応援で緊張していました」ということらしい。4回にも先頭打者に四球を与えたが、5回を投げて無安打は見事というしかない。

球速にこだわっているという直球は手応え充分だった。高校入学直後に真上から叩き落すようなスイング角をスリークォーター気味に修正しているが、球速は衰えるどころか加速していったという。

しかし、球速以上にこだわっているのが「勝つ投球」だ。横滑りの大きなスライダー、カーブ、130キロ台のカットボール、カーブでカウントを稼ぎ、さらには「これを覚えて、ようやく投手らしくなってきました」と得永監督が言うチェンジアップが効果を発揮した。空振りの奪える直球に磨きがかかった。簡単なことである。緩急を覚えたからだ。さらに「より空振りが計算できる縦のスライダーを覚えたいです」と、向上心も素晴らしい。

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