江越 永輝選手 (海星)
短評
観戦レポートより抜粋(2019年8月16日) 敗れた海星から荒々しい速球派が出てきた。 その名は江越 永輝。長崎大会では5試合、18.2回を投げ、15奪三振、4失点を記録。140キロ台の速球を投げる右腕として評判が高かったが、八戸学院光星戦に登板した江越は前評判通りの速球を投げ込んだ。 右スリークォーターから投げ込む直球は、常時135キロ~143キロで最速146キロを計測。力強い腕の振りから投げ込む速球は、威力抜群で大きな可能性を感じさせる。高校2年秋までは130キロ後半だったが、3年生になって140キロに到達。140キロに到達してからピッチングの幅が広がったと実感する。だからこそ立ち上がりの失点を悔やむ。そして120キロ後半のスライダーも打者の手元で大きく曲がり、外角ぎりぎりのストライクゾーンから曲がると、簡単に三振が奪える。このスライダーは横に大きく曲がるスライダーで、本人も自信にしている。 課題は高めに浮くボールも多いこと。粗削りさはあるが、ここ一番で決まるストレート、スライダーは素晴らしい。 「今日はストレートの調子が良かったのですが、登板した4回で失点したのは、自分のブルペンの準備不足があったので、それは悔しかったです」 その江越は遠戚に同校のOBであり、現在阪神タイガースに所属する江越 大賀。江越から[stadium]甲子園[/stadium]出場時と初戦突破時に連絡をもらったようだ。親戚のホームグラウンドで投げられたことには「感慨深いものがあります」と笑顔を見せた。 卒業後は大学で野球を続ける意向を見せた江越。果たして次のステージではより輝く速球派投手になることを期待したい。
更新日時:2019.08.18
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