滝野 要選手 (大垣日大)

滝野 要

球歴:大垣日大

都道府県:岐阜

ポジション:左翼手, 投手, 三塁手

投打:右 / 左

身長:183.0 cm

体重:72.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2013年08月08日) 注目した選手は有田工古川 侑利以外では大垣日大の4番・滝野 要(2年・三塁手)だ。4回には古川のチェンジアップを前さばきでセンター前へ弾き返し、直後に二盗。6回にも中前打のあと相手捕手・草野 善彦の好スローイングをかいくぐって二盗を成功させている。走攻守3拍子揃ったプレースタイルは現代野球に相応しく、来年はさらにスケールを増した姿を甲子園で見せてもらいたい。
更新日時:2013.08.09

寸評

 夏の甲子園開幕戦・有田工業戦で、2年生ながら4番に座りヒットを連発した 滝野要 。中学時代は、ボーイズの日本代表も経験し、上手さとパワーを兼ね備えた強打者です。   (第一印象)    変化球に対し、上手く合わせることができるミートセンスが光りました。まだ凄みは感じませんが、筋の良さがあります。   (守備・走塁面)    一塁までの塁間は、4.15秒前後とプロの基準レベル。試合では出塁すると、すかさず盗塁を決めるなど積極さが目立ちました。    三塁手としては、この試合殆どボールが飛んで来なかったので、正直よくわかりませんでした。岐阜予選では、6試合で失策一つとまずまず。所作を見ている限り、三塁あたりなら問題なくこなせそうな印象は受けました。   (打撃内容)   <構え> ☆☆☆    前足を引いた左オープンスタンスで、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢は好いのですが、少し前にツッコミガチな構えなので、バランスとしてはどうでしょう。    <始動> 平均的    投手の重心が沈み込んだ時に動き出すタイプで、ある程度の対応力と長打力をバランスよく兼ね備えます。彼の打撃スタイルとも合致しており、好いのではないのでしょうか。   <下半身> ☆☆☆☆    始動~着地までの「間」がとれており、速球でも変化球でも合わせやすい打ち方。ベースから離れた方向に踏み出すアウトステップを採用し、懐にスペースを生み出す内角を意識した打ち方です。それでも踏み込んだ足元がブレないので、外角でも真ん中~高めの甘い球ならば充分について行けるでしょう。   <上半身> ☆☆☆☆     打撃の準備である「トップ」を作るのは平均的ですが、バットの振り出しに癖がありません。上からミートポイントまで無駄なく振り下ろし、バットの先端であるヘッドを立てるようにして綺麗にヘッドを走らせます。大きな孤で遠くにというよりは、無駄なく綺麗にボールに合わせてゆ く対応力に秀でたスイング。    <軸> ☆☆☆☆    足を上げ下ろす割に、目線は上下に動きません。体の開きも我慢できていますし、軸足にも粘りを感じます。軸を起点に、綺麗に振り抜けています。
更新日時:2013.08.09

将来の可能性

 技術的にはすでに完成されている印象ですし、ボールを捉える感性にも高いものを感じます。あとは、内から湧き上がるような凄みや体にもう少し強さが欲しいかなと思います。来夏までにどのぐらいの選手に育つのか、今後も見守ってゆきたい選手でした。
更新日時:2013.08.09

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