寸評
各県で代替大会を開催へ向けて状況に向けて準備をしている。そんな中、ドラフト候補として注目したい投手が瀬田工の小辻鷹仁だ。最速146キロの速球、スライダー、チェンジアップを投げ込む。おそらく代替大会が開催されれば、近畿地区では真っ先にマークされる投手だろう。
そんな小辻の投球について迫っていきたい。
投球練習だけでも、凄さが伝わってくる。
小辻の投球フォームは左足を胸の高さまでしっかりと上げて、右膝を曲げてバランスよく立つことができている。その後、テークバックを内回りの旋回をしていきながら、トップに入る。この時、右肘が背中側に入りすぎることがたまにあるため、故障に気をつけていきたい。
トップに入ってからスムーズな腕の振りを実現しており、それが140キロ中盤の速球を投げ込む原動力となっている。そして曲がりが鋭いスライダー、打者の手元で減速するチェンジアップの精度もレベルが高い。
投球練習を見るだけで練習試合か公式戦で投げる姿を見てみたい待ちわびている方も多いだろう。ぜひ本人が2月に掲げていた「150キロ」。是非実現をさせてほしい。
更新日時:2020.05.24