宮崎学園のエース・源(2年)にアッパレ!

 例年以上に混戦模様の宮崎大会となるだろう。今チームの各大会を見ている人なら、誰もがそう感じたはずだ。

 昨秋、今春、県選手権大会で、優勝校と準優勝校が全て異なる結果となった。直近の県選手権大会を制した延岡学園が、最終的に今大会の第1シードを獲得して、第2シードは今春大会で優勝した日南学園

 他、総合的にみて、あえて安定感のあるチームをあげるとすると、まさにポイント獲得総数によって順位づけされた今大会のシード校だ。しかし、シード校とノーシード校の境界線はなく、ノーシードながら優勝戦線に名乗りをあげそうな約8校を含めると、16校程度の超団子状態による争いになる。そう思わずにはいられなかった。

 そして、昨日までに今大会の1・2回戦が終わって、出場49校から16校になり、ベスト8進出をかけた大一番の火ぶたが切られた。

 3回戦の第1試合「第1シード・延岡学園vs宮崎学園
宮崎学園は、源 隆馬(2年)。延岡学園は、藤谷 勇介(3年)。背番号1をつけた両右腕エースが、澄み渡る青空のもと、先発マウンドにあがった。

 試合は初回から動いた!延岡学園は1回表、四球、相手のミス、死球から一死満塁のチャンスをもらったが、後続に1打が出ない。(捕邪飛と三振)

 すると、その裏。宮崎学園は先頭の1番・日髙 淳平(3年、中堅手)が中前安打で出塁すると、二死三塁となって、4番・吉田 友哉(1年、三塁手)が左前へ適時二塁打を放った。

 さらに、3回。宮崎学園は、二死満塁のチャンスで打席に入った6番・池田 大悟(2年、遊撃手)が鋭い打球を転がす!相手二塁手は止めるのが精一杯。三走・山内 大輝(3年、左翼手)が生還して2点目をあげ、藤谷をマウンドから降ろした。宮崎学園2対0延岡学園

 その後、延岡学園の2番手としてマウンドにあがった右サイドスローの山田 拓見(3年、背番号9)と、宮崎学園の源が一歩も譲らず、そのままゲームセットとなった。

 第1シード・延岡学園の前に、宮崎学園・源が立ちはだかった。源は、被安打7、四死球3、奪三振8、失点0。延岡学園が公式戦で2点差かつ完封負けを喫するのは今チーム初の惨事。それをやってのけた。

 宮崎学園は、3番・二塁手の野村 蓮(主将)、8番・捕手の黒木 大尊らの3年生4名が、下級生(2年12名、1年7名)と一丸となって、この夏を戦っている。試合の補助員を出すと、スタンド部員は女子マネージャーのみとなるが、今日も多くの女子生徒を含む学園関係者がかけつけて、保護者を含む応援スタンドとベンチは一体感がある。

 終盤には「♪もし自信をなくして くじけそうになったら いいことだけ いいことだけ 思い出せ~♪(略)アンパンマンは君さ 元気を出して~♪(略)力のかぎり ほら煌くよ 君は優しいヒーローさ~♪」と、アンパンマン体操の大斉唱を球場中に響かせ、選手を後押しした。

 野球の神様に愛され、大金星をおさめた宮崎学園は、準々決勝で「宮崎第一vs宮崎日大」の勝者と激突する。

(文=三角 竜之)

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