勢い勝る第3シード「熱男・都城」に軍配!

 元気印の柊木野(3年)を中心に、「1(イチ)・2(ニ)・3(サン)、熱男~~(アツオ!!!)」。選手全員が笑顔になり、大声とともに拳を突き上げる気合いの入った都城の試合前円陣は、もはや名物と言っても良いだろう。明るく元気でハツラツとした、良い雰囲気の都城ナイン。こうして、この夏の初戦を迎えることができたのは、とても感慨深い。

 現チームの新人戦で、山本 由伸がノーヒットノーランを達成して華々しく優勝を飾った都城。昨秋大会では、第1シードから九州大会出場の期待がかかるも、準々決勝敗退(1対3富島)。九州大会→選抜甲子園出場の夢は絶たれた。その直後に監督が退任。一時は、どうなることかと思った都城であったが、選手達の兄のような存在である、元コーチの石原太一現監督(23歳)が、この夏に向けて、しっかりとチームを再建してきた。

 対するのは、今後、期待のかかる1・2年生選手が軸となり、2013年夏(第95回大会)の甲子園準優勝監督・重本浩司監督(34)が率いる強豪・延岡学園

 両監督の采配が勝敗をどう分けるか?

 2回戦にして、早くも激突することになった最注目カードに、自ずとプロのスカウトや多くの高校野球ファンが集まった。その観客の期待を裏切ることなく、都城は山本、延岡学園はこちらも注目の藤谷勇介(2年)が先発マウンドにあがった。

 1回表、二死走者なし。都城3番黒木が右前安打で出塁するも、後続は右飛。藤谷が上々の立ち上がりをみせた。その裏、山本は先頭打者に145キロ(球場表示)、3番打者には、この日最速の147キロ(球場表示)の直球を投げ込む。夏の初戦にして、初回からノビのある快速球を披露。球場をどよめかせた。

 しかし、2回裏。

 先制したのは延岡学園。二死二塁から7番セカンド・堰口広大(1年・左打者)が、中前へ適時二塁打を運んだ!門川中時代に、春夏連続の全国制覇を達成したメンバーである堰口が、山本から1打!早速、結果を出した。

 先制を許した都城であったが、3回表、四球で出塁した8番・吉原が、犠打で二塁へ進むと、1番・平部の初球(バントの構えから見逃し)!相手捕手から牽制を受け、一瞬、二三塁間に挟まれたものの、遊撃手の送球が体に当たってボールが転々とする間にホームインした!都城がラッキーで同点に追いつく!

 その後、5回終わって、都城1対1延岡学園

 どちらが勝ってもおかしくない、この勝負の行方は?