横山 楓選手 (宮崎学園)
短評
観戦レポートより抜粋（2015年3月28日） 秋季大会（第135回九州地区高等学校野球大会宮崎県予選）優勝（試合レポート）、九州大会ベスト8の第1シード延岡学園に、プロ注目の大エース横山 楓（宮崎学園）が挑んだ三回戦。 バックネット裏からは、プロのスカウト担当（9名）が、スピードガンとビデオカメラを向ける。春季大会宮崎県予選で、このような光景が見られるのは、武田翔太投手（宮崎日大卒－現福岡ソフトバンクホークス）ぶりか、それ以上だ。 宮崎学園横山は、二回戦（対日章学園・試合レポート）で延長12回192球を投げてから中2日。疲れから体調を崩し（風邪）、今朝もベストコンディションではなかったが、マウンドに上がった。 その横山は、立ち上がりから本来のキレがなく、直球・変化球ともに低めに集まらない。 「打線が援護してくれて、バックも守ってくれたので、エースの自覚で粘り強く投げました。」と、エース横山が言うように、横山は徐々に本来のピッチングを取り戻していく。 リードをもらった宮崎学園横山は、6回から更に調子があがり、直球は140キロ（球場表示）オーバー。8回には、延岡学園3番岡田を144キロ（球場表示）の直球で三振に抑えた。 序盤こそ、本調子ではなかった横山であったが、最終的にはベストピッチング（9回153球、13奪三振）。秋よりも春。春の一回戦よりも二回戦。春の二回戦よりも三回戦。と、確実に大きな成長をみせている。
更新日時：2015.03.29