田中 瞬太朗選手 (神村学園)

田中 瞬太朗

球歴:神村学園

都道府県:鹿児島

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:176.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2019年8月6日)  鹿児島の名門・神村学園が2年ぶりの初戦突破を果たした。  その立役者はエースの田中 瞬太朗といっていいだろう。右スリークォーターから投げ込む直球は常時130キロ~135キロ(137キロ)と決して速くはない。だが、両サイド、高低に投げ分け、さらに120キロ前後のスライダーを低めに集める投球。精神的にも落ち着いており、走者を出しても動じずに投げられるのが強み。  とにかくコントロールの良さが目についたが、チームメイトからも絶大な信頼を受けている。 「駿太朗はコントロールが良いので、配球の組み立てがしやすいです。特に終盤のコントロールは素晴らしかったですね。内角へ強く投げられてよかったです」(捕手・松尾 将太) 「駿太朗に負けないところといえば、強気のピッチングです。でも駿太朗は、コントロールはすごいですし、内外角の出し入れが本当に凄くて、そこはかなわないです」(背番号10で4番を打つ桑原 秀侍) 「僕たちが無失策でいけるのは、駿太朗のおかげだと思います。駿太朗はコントロールは良いですし、さらにテンポもよい。僕たちからすれば本当に守りやすい投手です」(遊撃手・松尾 駿助)  田中瞬は四球を出さないことを意識しており、余計な力が入らず、指先感覚の良さを生かし、テンポの良い投球で、ゲームメイク。  しかし5回、6回に1点ずつ失い、「集中力が欠けていたところがあったので、もう一度引き締めなおした」と語るように、7回でも130キロ中盤の速球を内外角に投げ分け、点を与えない。リードする松尾将は「佐賀北打線は低めのボールを見逃していたのですが、高めのボールの反応が良くなかったので、しっかりと変化球や強めのストレートを投げてくれたおかげで抑えてくれました」と、後輩投手をたたえた。  小田監督も「3点目を与えなかったのは大きかったですね。よく投げてくれ多と思います」と好投の田中瞬を評価。それでも田中瞬は「今日の投球は40点」と満足していない。さらなる好投が期待できそうだ。  田中瞬投手は試合後、「立ち上がりはかなり緊張しました」と話し甲子園での登板を振り返ると、「6回に2点目を取られて、7回表にもう一度集中しようと思って取り組みました。スタミナ面は走り込みの成果が大きかったと思います」と体力強化が全国での1勝に繋がったことを振り返った。  また味方の援護も大きかったことと、同時に反省も田中瞬投手は口にした。「7回裏に2点は本当に大きかったですし、8回、9回は自分の投球ができました。ただ今日は得点をつけるとすれば、40点ぐらいです。四球も多かったですし、無失点にこだわっているので、次回は四球を出さず、勝利を目指していきます」。
更新日時:2019.08.08

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