いなべ総合学園は8季連続の東海大会出場を優勝で飾る

いなべ総合・渡辺啓五君

 昨秋の東海地区大会準優勝で、今春のセンバツ出場を果たしたいなべ総合学園。このところ、三重県では最も安定した実績を示している存在と言ってもいいであろう。今大会も、ここまで3試合すべてに2ケタ得点を挙げて圧倒的な強さで決勝進出を果たした。そのいなべ総合に2回戦で強豪菰野を接戦で下し、前日も近大高専に7回コールド勝ちして勢いに乗る津田学園が挑むという形になった。

 そんな両チームの戦いだけに、5点前後の点の取り合いになるのではないかと思われた。ところが、予想外と言っては何だが、試合は投手戦の展開になった。津田学園は背番号16ながら、181cm82kgという恵まれた体格で、力のある球を投げ込んでくる水谷 翼君、いなべ総合はこの大会になってからは最も調子がいいので1番をつけている山内君が先発。ただ、山内君はボールが先行して、やや苦しい投球となっていたが、それでも1回、2回、3回と毎回安打されながらも、何とか持ちこたえていた。

 そして、いなべ総合の3回、一死後1番奥村君はカウント2-2からとらえた打球は右翼フェンスを越えていく会心の本塁打となった。しっかりと負の切った思い切りのいいスイングからの一発だった。1点リードして、いなべ総合尾崎 英也監督は4回からは2年生ながら、実質エースとも言っていい存在の背番号18渡辺 啓五君を送り出した。肋骨を痛めるなど、必ずしもベストの状態ではないというが、球質も重そうだなという印象だった。
結局、渡辺啓君は6イニングを投げ切って5安打は許したものの無失点で、まだ本調子とは言えない状態だとは言うものの、三塁にも行かせなかったというのはさすがである。尾崎監督も、「6イニング投げられたということは大きかったですよ、無失点に抑えたということで今日はOKです」と、その内容は評価していた。