白石 陸選手 (智辯学園)

白石 陸

球歴:智辯学園

都道府県:奈良

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:174.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

寸評

 今年の智辯学園は下級生に注目が集まっているが、その中でも推したい逸材がいる。それが白石陸だ。昨春の近畿大会で初めて見たが、かなりの俊足で、強肩を売りにする大学生外野手に負けない魅力があった。昨秋は3本塁打を放ち、打撃面でも成長を見せている。主将としてチームを引っ張るファイター・白石に迫っていきたい。 (打撃)  様々なコースに対応することができており、外野の間を抜く打球を連発する。変化球への対応力も高く、昨秋の公式戦では3本塁打13打点を記録している。  スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置において重心を下げて構えている。投手の足が着地した寸前に始動を仕掛ける。  始動の仕掛けは遅く、手元まで呼び込んで、ヘッドスピードの速いスイングで、ボールを捉える。ボールを手元まで呼び込むことにより、見極めがしやすくなるが、トップの立ち遅れからくる無駄な動作がないこと、一定以上のスイングスピードの2つがないとデメリットが多い打法。白石はインパクトからトップまでインサイドアウトで振り抜くことができており、スイングスピードも非常に速い。  膝を使って割れをうまく使い、低めのボールを拾うことができる。たまに重心が低すぎてしまい、ヘッドアップした状態でボールを捉えることがあるので、シンプルにボールを見ていきたい。 (守備・走塁)  外野守備を見ると、打球の追い方はよく、スローイングは一級品で、ドラフト候補と呼べるものがある。肩の状態には常に気を配り、強肩外野手で有り続けてほしい。  走塁タイムは塁間タイムは4.1秒前後で飛び抜けた俊足ではない。ただスキさえあれば、次の塁を狙う姿勢が見える。主将として状況を変えていこうとする積極さが見える。
更新日時:2020.03.30

将来の可能性

 無駄がなく、力強いスイングを生み出す打撃技術は素晴らしいものがあり、さらに大学生レベルの肩の強さは一番のウリだろう。勝利のために先の塁を狙うプレースタイルも光る。  まだ注目度は高くないが、ドラフト候補として注目したい選手。夏まで限られた実戦の中でアピールを続け、評価を高めたい。
更新日時:2020.03.30

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