龍谷大平安が4強入り。宮津天橋・丹後緑風連合の秋終わる



1回表に先制打を放った山下 慶士(龍谷大平安)

<秋季京都府高校野球大会:龍谷大平安10-0宮津天橋・丹後緑風(6回コールド)>◇24日◇準々決勝◇わかさスタジアム京都

 宮津天橋8人、丹後緑風7人で連合チームを組み、京都外大西福知山成美と立て続けに強豪私学を破った宮津天橋・丹後緑風連合。更なる快進撃が期待されたが、甲子園通算103勝の龍谷大平安に勝利することはできなかった。

 先発の中川 優(宮津天橋・2年)は緩急を使った投球が持ち味だが、「ちょっと体にキレがなかった。色々プレッシャーがあったと思います」(守本 尚史監督・宮津天橋)と本調子ではなかった。

 1回表は簡単に2死を奪うも、そこから連打を浴びて2失点。その後もコースに逆らわない打撃を見せる龍谷大平安に失点を重ねてしまう。

 7点ビハインドの6回表には5番・山口 翔梧(2年)に左越え3ラン本塁打を浴びて10点差。打線も龍谷大平安先発の桒江 駿成(2年)の前に2安打に抑え込まれ、0対10の6回コールド負けを喫した。

 近畿大会出場とはならなかったが、ここまでの戦いぶりは見事だった。「最初は壁があった感じでしたが、試合を重ねていく度に良いチームになったような感じがします」と話す今井 琢己主将(宮津天橋・2年)。合同練習の時間も限られる中で単独チームにも負けないチーム力を身に付けた。

 守本監督によると、両校の所在する京都府北部の有望選手が他地域に流れてしまったことで、この2校が部員確保に苦しむ状態になってしまったという。だが、今大会の活躍で「地元の高校でもやれる」と小中学生の希望になったことだろう。

「全員で力を合わせて8強まで来れたのは自分の中でも財産になったと思います。この経験を生かして、次の春はもっと強くなって帰ってきたいです」と丹後緑風で主将を務める井藤己純(2年)。来春に新入部員が複数入れば、ともに単独チームで公式戦を戦うことになる。今大会限りのチームになる可能性が高いが、間違いなく京都の秋を盛り上げたチームだった。

(記事=馬場 遼)

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