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天理が3年連続のセンバツ出場に当確ランプ



勝利を喜ぶ南澤佑音と山村侑大の天理バッテリー

 2年前の優勝校・天理市立和歌山を下して、3年連続のセンバツ出場に当確ランプを灯した。

 市立和歌山は最速148キロ右腕の米田 天翼(2年)が先発。「ストレートも走っていましたし、初回から自分の思ったところにコントロールできていた」と1回戦の神戸学院大附戦以上の調子だったが、それ以上に天理の打力が勝っていた。

 3回裏に一死二塁から1番・藤森 康淳(2年)の適時二塁打で先制すると、2番・永井大飛(2年)の適時三塁打、3番・戸井 零士(2年)の左前適時打が立て続けに飛び出し、いきなり3点を先制。さらに4回裏に南澤 佑音(2年)の中前適時打、5回裏に戸井の左越え本塁打で追加点を挙げ、米田相手に5回までに5点を奪うことに成功した。

 決して不調ではなかった米田を見事に攻略してみせた天理打線。主将の戸井は米田への対策を次のように語ってくれた。

 「新チーム当初から低いライナーを打ち込むことを心がけていたので、そこをもう一回見直そうということと、良い投手で1球しか甘い球が来ないのはわかっていたので、狙い球を1球で仕留めようと心がけていました」

 数少ない甘い球を見逃さずに捉えたことで、天理は試合を優位に進めることができた。先発の南澤もスライダーと右打者の内角に食い込むストレートを上手く織り交ぜ、1失点完投。投打が噛み合い来春の甲子園出場をほぼ確実にした。

 奈良大会は3位と苦戦したが、「近畿大会に出れば、一昨年の例もあるし、ガラッとチームは変われると思っている」と中村良二監督の期待に応えるように近畿大会に入ってからは明らかに強くなった姿を見せている。振り返れば2年前も3位通過から快進撃を続けて、一気に頂点まで駆け上がった。

 「この大会の目標に近畿優勝を掲げているので、ここで満足せずに練習していきたいです」と快勝にも気を引き締めていた戸井。天理青年たちの快進撃はまだ終わりそうにない。

(取材=馬場 遼)

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