2019年05月12日 わかさスタジアム京都(京都市西京極総合運動公園野球場)

鳥羽vs立命館

2019年春の大会 平成30年度春季京都府高等学校野球大会 2次戦 準々決勝
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鳥羽が打ち合いを制す



最後の打者を打ち取って喜ぶ吉賀瑛音(鳥羽)

【熱戦の模様をギャラリーでチェック!】

 両チーム合わせて29安打、2時間50分の大熱戦は中盤以降、着実に加点した鳥羽が勝利を収めた。

 前半は立命館ペースだった。1回表に無死二、三塁から3番・谷山拓郎(3年)の2点適時打で先制点を挙げる。1点リードの5回表には無死一塁から阿部旅人(3年)の左線適時二塁打で追加点を挙げると、二死三塁から7番・高橋直輝(3年)が右中間を破る適時二塁打でさらに1点を追加した。その後、相手のバッテリーミスで追加点を奪ってこの回4得点。5回表を終えて5対1とここまでは立命館が優位に進めていた。

 だが、鳥羽も1回戦の京都すばる戦では5回表を終えて2対7の5点ビハインドから逆転勝ちを収めている。「前半に点を取られても1点ずつ返して、後半に接戦に持ち込んで、粘り強さを出すということを練習してきたので、何も焦ることなく前向きに捉えていました」と主将の吉賀瑛音(3年)が話すように選手たちには全く焦りは見られなかった。

 5回裏に無死二、三塁から3番・上羽航生(3年)の適時内野安打で1点を返すと、なおも一、三塁のチャンスで4番・作本怜央(3年)が右前適時打を放ち、3点差に迫る。ここで立命館は先発の中村優成(2年)に代えて背番号1の田中慶児(3年)が登板。立命館は継投で逃げ切りを図るが、勢いに乗った鳥羽打線は止まらない。

 鳥羽は変わった田中からも6番・新子晃(3年)の内野ゴロと7番・伊部直彦(3年)の適時打で得点を重ねて1点差にまで詰め寄った。

 こうなると流れは一気に鳥羽に傾く。6回裏に二死一、二塁から作本の右線適時二塁打でまず同点。7回裏には一死一、二塁から5回途中から登板している吉賀がレフト戦への2点適時二塁打を放ってついに勝ち越し。その後も着実に得点を加えて、4点リードで最終回に突入した。

 このままでは終われない立命館も意地を見せる。9回表に二死満塁から2番・藤井敏暉(3年)が2点中前適時打を放ち、2点差に追い上げた。さらにこの場面でバックホームを投げた中堅手の鈴木隼介(3年)が足を攣るアクシデントで試合が中断し、鳥羽にとっては嫌な流れとなる。それでも集中力を切らさなかった鳥羽は吉賀が続く打者を二塁ゴロに打ち取って試合終了。10対8で鳥羽が激闘を制した。

 鳥羽の3年生は4年前に出場した甲子園を見て入学を決めた世代。入学してからなかなか上位に進出できていなかったが、「決勝や近畿大会に行きたい」と挑んだ今大会で彼らにとって初の4強入りを果たした。

 鳥羽は4月から監督と部長のポジションが入れ替わり、今大会から松下浩司監督、山田知也部長の体制となっている。「我々が変わることで生徒たちの刺激になれば」(松下監督)と心機一転で臨む今大会で大きな成果を残すことができるだろうか。

(文:馬場 遼)

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