有村 大誠選手 (秀岳館)

有村 大誠

球歴:秀岳館

都道府県:熊本

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:184.0 cm

体重:84.0 kg

学年:卒業

寸評

 神宮大会では力を発揮仕切れないで終わったが、選抜では3試合に登板し自責点1と安定した投球を魅せ、全国にその存在を知らしめた。春季九州大会大分高校戦(観戦レポート)では、延長タイブレークの末に破れる。集大成となる最後の夏に、大きな飛躍が期待される。 (ここに注目!)  牧方ボーイズ時代は控え選手も、高校で脅威の成長力を魅せた。日々進化するその投球を、目に焼き付けておいて欲しい。今度見る時は、更に大きく変貌しているのではないのだろうか。 (投球内容)  足を引き上げてあと、今時珍しく前に倒れ込むような感じで投げ込んでくるフォーム。サイドハンドやアンダースローにはよく見られるが、上から投げる投手では最近貴重な投げ方になっている。  球速は、130キロ台後半~MAX144キロ。小さく横滑りするスライダーに、緩いカーブ、縦に沈むフォークを織り交ぜてくる。何か絶対的な球があるわけではないが、コンビネーションで討ち取る。クィックも1.05秒前後と素早く、コントロールも安定し四死球は少ない。 <長所>  腕をしっかり振ることができ、速球と変化球の見極めはつきにくい。ボールにも適度に体重が乗せられており、球持ちも良いので打者の手元まで生きた球が投げ込める。 <課題>  どうしても前に倒れ込むようなフォームのために、着地までの粘りが作り難い。そのため打者からは、タイミングが合わせやすくなってしまう。精神的に余裕がなくなると、一辺倒になりがちなフォームだけに、その辺は注意したい。
更新日時:2016.06.21

将来に向けて

 高校からプロにゆくかと言われると疑問は残るものの、大学などの段階を踏めば、その可能性を充分秘めた素材ではないのだろうか。ゲームメイクできるマウンドセンスもあり、コントロールも安定。更にボールに強さが増すようだと、今後楽しみな素材だと言える。けしてスケールで魅了するタイプではないので、プロでも通用する技術を磨き即戦力としてのプロ入りを目指したい。
更新日時:2016.06.21

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