明徳義塾「パーフェクトな」、1年3か月ぶり県頂点獲得!



中1日で先発マウンドに上がった明徳義塾・代木 大和(2年)

 激闘延長12回日没コールド引き分けから43時間あまりで始まった決勝再試合。試合を動かしたのは2日前にも「試合巧者」ぶりを見せ付けた明徳義塾であった。

 まず奮起したのは攻撃陣。3回表に高知先発左腕・髙橋 克弥(2年・左投左打・165センチ55キロ・御坊市日高川町学校組合立大成中<和歌山>出身)から二死満塁のチャンスを作ると5番・加藤 愛己(2年・捕手・右投右打・175センチ80キロ・筑後リバーズ<ポニー・福岡>出身)の押し出し死球で先制を果たす。

 その後も明徳義塾は攻撃の手を緩めず6番・岩城 龍ノ介(2年・一塁手・右投左打・湖東リトルシニア<滋賀>出身)の右前2点打に続き、2安打2四死球を絡めて計6得点。中1日で先発マウンドに上がった代木 大和(2年・左投左打・183センチ75キロ・川之江ボーイズ<愛媛>出身)にこれ以上ない援護射撃を決めた。

 

 そして代木も3試合の中で最もどの球種も制球よく投げ分け、5回まで1安打2四死球・毎回の8奪三振でわずか63球でしのぐナイスピッチング。「1番・中堅手」先発の高知・森木 大智(2年・184センチ84キロ・右投右打・高知中出身)に対してもスライダーを軸に2打席連続三振・内野ゴロと3打席目までは完全に封じた。

 結局、代木が許した安打は2番・有田 爽輝(2年・二塁手・右投右打・165センチ59キロ・宿毛市立片島中出身)の2安打含む5安打のみ。4日で3先発目に最も対応した策を打っての106球・2四死球10奪三振完封は見事の一語に尽きた。

 かくして準決勝後、主将・米崎 薫暉(2年・遊撃手・右投右打・171センチ74キロ・茨木ナニワボーイズ<大阪>出身)が心から望んでいた「昨年夏の高知県大会から優勝していないので、県で優勝したい」は、パーフェクトな形で1年3か月ぶりに明徳義塾の下にもたらされることに。1位校・明徳義塾、2位・高知は2試合・21イニングで得た収穫と課題を胸に刻み、地元開催の四国大会へと臨むことになる。

(レポート=寺下 友徳