横田 優輝選手 (岡豊)
寸評
体は小柄ですが、癖のないフォームからポンポンと投げ込んで来る好投手。特にストライクを先行させ、自分のペースに相手を引き込んで行くリズムの良さが魅力。 (第一印象) 打っても低めのカーブをすくって長打にするなど、投打に優れた野球センスを魅せます。肉体のポテンシャルに優れたタイプというよりは、高い野球センスを活かしたプレーヤーだと言えるでしょう。 (投球内容) 秋季高知大会の模様を見るかぎり、常時130キロ前後。それに緩いカーブ・スライダーを織り交ぜて投球を組み立てます。おおよそ両サイドにボールを散らせますが、時々高めに浮いた球を痛打されていました。マウンド捌き、コントロールともまずまずで、一年生にしては完成度の高い投手と言えるでしょう。 <長所> 「着地」までの粘りがあり、体の「開き」が早過ぎることがありません。また「体重移動」も上手くできており、下半身主導のフォームで投げ込むことができます。 振り下ろした腕が絡むように、速球と変化球の見極めは困難。ボールへも適度に体重が乗せられており、ビシッと捕手のミットに突き刺さります。 <課題> 投げ終わったあとに、グラブがしっかり抱えられていません。そのため外に逃げようする遠心力を内に留められず、フォームが暴れて球筋が安定し難いことになります。このへんがもう少しシッカリできるようになると、もっと細かいコントロールまでつくように思われます。
更新日時:2014.03.09
将来の可能性
すでに完成度の高い投手ですし、体格的に恵まれてはいないので、今後どこまで伸び代が残っているのかは微妙です。それでもまだ一年生ですから、これからの精進次第ではまだまだ上積みは期待できると信じます。ドラフト候補とかそういったタイプではありませんが、順調に伸びてゆけば、最終学年では高知を代表する投手に育つのではないのでしょうか。今後の成長を期待して、見守ってゆきたい一人でした。
更新日時:2014.03.09