菊地 竜雅選手 (常総学院)

菊地 竜雅

球歴:常総学院

都道府県:茨城

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:180.0 cm

体重:82.0 kg

学年:卒業

寸評

 今年の茨城県を代表する右腕として注目を集めるのが最速150キロを誇る大型右腕・菊地竜雅。まだ荒削りなところがあるとはいえ、今年の高校生ではトップレベルのスピードボールを投げる投手であることは間違いない。  そんな菊地の魅力に迫る。 (投球内容)  ストレートの球速は常時130キロ後半~145キロをマーク。まさに重量感たっぷりでつまらせる投球を得意とする。  120キロ前後のスライダー、120キロ近いチェンジアップ、130キロ前後のスプリットと変化球の精度は非常に高い。 全体的に外角中心に集まり、低めに変化球が決まった時は高確率で空振りを奪える。 (投球フォーム)   ランナーがいなくてもセットポジションから始動し、左足を高々と上げていきながら、右足の踵を挙げるヒールアップを行い、真っ直ぐ立つ。ただバランスを崩すと背中を反ってしまい、態勢が崩れやすい時があるので、気をつけていきたい。 そこから左足を巻き込んでいき、二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を下げていき、左足を早く開くアウトステップを行う。この動作、左肩の開きの早さを助長しやすく、ホームベース方向から見ると、リリースが見やすくなってしまう欠点がある。  テークバックの動きを見ると、内回りの旋回で、トップを作る。右肘を挙げた時、しっかりと胸を張っている。  連続写真で見ると捻りを入れながら投げる投手で、動作のバランスが崩れるとコンディション不良で調子が上がらないタイプ。余計なひねりを入れることなく、力を発揮できる体の使い方を追求してほしい。
更新日時:2020.04.16

将来の可能性

 ここぞという場面で決まる速球は素晴らしいものがあり、変化球の精度も悪くない。  ただ投球フォームは無理にひねって投げる投手なので、フォームを崩し、パフォーマンスが落ちやすい傾向がある。  フォームの安定感を求め、さらに内外角にも投げ分けができるコントロールを身に着け、トップレベルの投手と呼ばれることを期待したい。 
更新日時:2020.04.16

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