明徳義塾と高知 高知県の高校野球を牽引する両校の直近10回の対戦を振り返る
森木大智(高知)と新地智也(明徳義塾)
春夏通じて39回の甲子園出場を経験する、高知を代表する全国クラスの超名門・明徳義塾。これまでに数多くのプロ野球選手を輩出しており、U-18の代表監督も務める名将・馬淵史郎の下、今春の選抜にも出場が決まっていた。
そして春夏合わせて31回の甲子園出場。2021年のドラフトで注目が集まるであろう2年生右腕・森木大智を擁する高知。高知の高校野球を盛り上げる両チーム同士は、直近10回の直接対決の戦績はどのようになっているのか。今回は明徳義塾vs高知の一戦を見ていきたい。
2015年 第97回全国高等学校野球選手権高知大会 決勝
明徳義塾 7対6 高知
2016年 春季高知県大会 チャレンジマッチ
高知 4対3 明徳義塾
2018年 春季高知県大会 チャレンジマッチ
明徳義塾 2対0 高知
2018年 秋季高知県大会 準決勝
高知 10対8 明徳義塾
第101回 全国高等学校野球選手権 高知大会 決勝
明徳義塾 4対1 高知
戦績は明徳義塾6勝、高知4勝とやや明徳義塾がリードだが、3点差ゲームは6試合。5点差まで広げると、9試合と名門同士がしのぎを削る試合を繰り広げているのがわかる結果になっている。
その中でも2016年の春季大会で対戦した時は、高知が明徳義塾の猛追を振り切って高知1位として四国大会へ。そして選抜帰りの明徳義塾は高知2位で四国大会に出場したが、当時は明徳義塾に古賀優大(現東京ヤクルト)。そして高知には今秋のドラフト注目捕手・榮枝 裕貴(現立命館大)の2人の捕手が出場していた。
そして2017年の秋季県大会と、2018年の春季大会では明徳義塾のエース・市川悠太(現東京ヤクルト)が活躍。特に2018年の春季大会では両校ともに選抜帰りであったが、市川が被安打2奪三振10の完封劇とハイレベルな投球で高知を圧倒した。
また昨夏の高知大会の決勝では2番手として森木が3回から登板したが、明徳義塾打線が攻略。明徳義塾は新地 智也が9回1失点の好投で高知を破り、勢いそのままに甲子園出場を決めた。
高知県ではこの夏、独自の大会が7月18日から開幕するスケジュールで準備が進んでいる。明徳義塾は第1シード。高知はノーシードで大会に入るが、両校の対決は実現するのか。またどんな試合を見せてくれるのか。
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