2011年07月17日 サーティフォー相模原球場

川崎工科vs横浜隼人

2011年夏の大会 第93回神奈川大会 2回戦
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“奇跡のポテンヒット“

“奇跡のポテンヒット“を打て――。横浜隼人・水谷哲也監督が常日頃から選手たちに言い聞かせている言葉だ。

その理由は、「ウチは力でねじ伏せられないから」。東海大相模横浜慶應義塾といった県内のライバル校は全国から有望選手が集まってくる。神奈川県内の選手だけで戦う横浜隼人としては、力勝負では太刀打ちできない。その差を何で補うか。それが“奇跡のポテンヒット”なのだ。その一打を出すため、水谷監督はこう指導をする。
「いい当たりでも正面を突くヤツはウラオモテがある。能力があるのにヒットにならないのはどこかに欠点があるということ。私生活を含め、胸に手を当てて考えてみましょう。グランドはもちろん、私生活からしっかりやる。徳を積み重ねていかないと“奇跡のポテンヒット”は生まれない」

グランド訪問者にはあいさつだけでなく、「ありがとうございます」とつけ加える。ごみ拾いはもちろん、身体が地面と平行になるほど低い姿勢のグランド整備で感謝の気持ちを表す。東日本大震災以降は、練習開始前に東北方面に向かっての黙とうも毎日続けてきた。

そういう想いを積み重ねてきて迎えた夏。“奇跡のポテンヒット”が生まれたのは、最終回だった。
3対6とリードされて迎えた9回。先頭打者が打ち取られて1死となるが、あきらめない。代打・木下聡太は初球から積極的に打ちにいった。打球は平凡なライトフライ。2死、と思いきや、打球は強風に流され、ライトの前にポトリと落ちる。3年生の意地で落とした安打が反撃開始の合図だった。

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