佼成学園vs都立西
満塁HRを放った山下(佼成学園)
大技小技で佼成学園が圧勝!!
第11ブロック2回戦は、佼成学園と都立西が対戦した。
先発は、佼成学園は背番号10をつけたサウスポー・今井力基。都立西は今夏もエースナンバーをつけた、こちらもサウスポーの横山悠。
試合は初回から動いた。
1回裏、都立西・先発の横山は制球が定まらない。
先頭の1番磯部から3者連続ファーボールで、いきなり満塁のピンチを迎える。
ここで打者は4番・山下雅人(2年)。その山下の打球は、ライトの頭上を越える先制の満塁HR。しっかりと4番が仕事をこなし、佼成学園が4点を先制する。こうなると流れは佼成学園へ。この回、打者11人の猛攻で一挙8点。試合の主導権を握った。
その後の佼成学園は攻撃の手を緩めず、2回には4点、3回には1点を追加。そして4回裏には、9番黒沢に2ランHRがでるなど、更に4点を追加。
17対1で都立西を下し、3回戦へと駒を進めた。
この試合、佼成学園は、なんと15盗塁。スタメン出場の実に7人が盗塁を決める結果に。
四死球やエラーからチャンスをもらう形も多かったが、走れると見れば徹底的にチームとして走る。この結果が15盗塁という形で表れた。このチームとしての徹底する姿勢は、相手守備陣に、よりプレッシャーを与える結果となり、都立西は守備から崩れていく形となった。
個々の能力の高さもさることながら、チームとして徹底できる能力は秋の時点では出色。佼成学園が今秋、どこまで勝ち進むのか注目したい。
佼成学園は20日(月)、大森学園と都大会をかけた戦いに臨む。
横山(都立西)