2019年09月15日 サーティーフォー保土ヶ谷球場

横浜商大高vs藤沢翔陵

2019年秋の大会 神奈川県秋季大会 4回戦
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

野手の逸材がずらりと揃った横浜商大高



平綿来輝(横浜商大高)

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 横浜商大高vs藤沢翔陵の一戦はシーソーゲームの展開。5回まで5点を奪った横浜商大高は、7回裏に藤沢翔陵の追い上げに遭い、1点差まで追いつめられるも、6vs5で横浜商大高が勝利し、2016年秋以来のベスト8進出を決めた。

横浜商大高15安打、藤沢翔陵7安打と数字に出ているように、横浜商大高の個々の野手のレベルの高さは群を抜いている。

 1回表、二死三塁のチャンスから4番・伊藤由浩(2年)はストレートを押し込んでライトの頭を超える適時二塁打を放ち、1点を先制する。

 4回表には伊藤がレフトフェンス直撃の三塁打を放つ。伊藤はこの試合、5打数4安打の大活躍を見せるが、打つポイントが良い。スクエアスタンスで構え、トップをゆったりと取って、手元でボールを呼び込み、右、左に打ち分ける打撃技術の高さは秀逸。直球にも、変化球も対応できる形の良さが魅力だ。

 伊藤を三塁に置いて6番・高塚柊月が適時二塁打を放つ。高塚は身体能力の高さが魅力の外野手で、広角に打ち返す打撃技術の高さもあれば、脚力、スローイングの強さもある。

 5回表には1番・平綿来輝が痛烈な右前安打。平綿は今年の横浜商大高の打者の中では最も素質が優れた野手ではないだろうか。バットの軌道がほかの選手と比べても独特で、スクエアスタンスで構え、グリップ位置が低く、運ぶようなスイング軌道でボールをとらえる。いわゆるバットを鞭にしならせるようなイメージだ。細身だが、体幹を使ったスイングができているので、技術で強い打球を飛ばすことができる。

 タイプ的には近江の住谷のような選手ではないだろうか。

 そして二死一、三塁から3番・武藤航(2年)がライト線を破る二塁打を放ち、2点を追加。さらに4番伊藤の左前適時打も飛び出し、5対0と突き放した。3番武藤は5打数3安打の活躍。スクエアスタンスで構える姿は力みがなく、レベルスイングで振りぬく打撃フォームは完成度が高い。さらに俊足。ただ1つの欠点は、スローイングの確実性がなく、乱れるケースが多い。なぜスローイングが乱れるのか、捕球法、足の運び、フォームなどあらゆるところまで考えてほしい。素晴らしいバットコントロール、脚力があるだけに、スローイング技術が身につけば、もっと高い評価を受けるショートだ。

 逆に藤沢翔陵の外崎 貴大は堅実な守備力を持った遊撃手だった。バウンドの合わせ方、スローイング、確実性の高い打撃。派手さはないが、攻守ともにバランスが取れた好選手だった。

(文=河嶋 宗一

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藤沢翔陵 【高校別データ】
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